DaVinci Resolveで音声の波形がズレる問題の解決方法

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DaVinci Resolveで音声の波形が実際の音声とズレる現象は、編集作業に支障をきたすことがあります。特に、音声が正しく再生されているにも関わらず波形が一致しない場合、原因が複数考えられます。この記事では、この問題を解決するための方法をいくつかご紹介します。

1. 音声波形の表示設定を確認する

DaVinci Resolveでは、音声の波形が正しく表示されないことがあります。まず、タイムラインの右上にある「表示設定」から音声波形の表示方法を確認しましょう。「オプション」メニューで、音声の波形表示を「標準」から「拡大」に変更することで、より正確な波形が表示されることがあります。

また、音声トラックのズームレベルが小さい場合、波形がぼやけて表示されることもあります。波形のズーム設定を調整することも重要です。

2. 音声ファイルのサンプルレートを確認する

音声ファイルのサンプルレートが不一致の場合、波形の表示がずれることがあります。音声ファイルを編集する前に、サンプルレートがプロジェクト設定と一致していることを確認してください。DaVinci Resolveで使用する音声のサンプルレートを「音声設定」から確認・変更できます。

音声のサンプルレートが異なる場合、正しいサンプルレートに変換することをお勧めします。これにより、波形が正しく表示され、音声のズレを防ぐことができます。

3. キャッシュのクリアと再生成

DaVinci Resolveは一時ファイルをキャッシュとして保存しますが、このキャッシュが原因で波形がずれることがあります。これを解決するためには、キャッシュをクリアしてから再生成する必要があります。

「メディアプール」→「キャッシュ管理」からキャッシュのクリアを行い、その後再度音声波形を表示して確認してください。キャッシュをクリアすることで、データが新しく再生成され、波形の表示が改善されることがあります。

4. プロジェクト設定の再確認

DaVinci Resolveのプロジェクト設定も原因となる場合があります。特に、プロジェクトのフレームレートやサンプルレートが正しく設定されていないと、音声と映像の同期に問題が生じることがあります。

プロジェクト設定で「タイムライン」→「フレームレート」を確認し、音声が適切に同期するように設定を変更します。さらに、音声トラックの設定も確認し、必要に応じて再設定してください。

まとめ

DaVinci Resolveで音声波形がズレる問題は、表示設定、音声ファイルのサンプルレート、キャッシュの問題などが原因となることがあります。これらの要因を一つ一つ確認し、適切に設定を調整することで、音声波形が正しく表示され、編集作業がスムーズに進むようになります。上記の方法を試してみて、問題が解決しない場合は、DaVinci Resolveのサポートに問い合わせるのも一つの手です。

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