WRC-300FEBK-Rの中継機使用中に発生するDHCP設定に関する問題について、特にデフォルトゲートウェイアドレスの不一致により接続不安定が起きるケースについて解決策を解説します。
1. 問題の概要
WRC-300FEBK-Rの中継機に接続した端末でDHCP Requestを発行した際、Broadcast Flagがユニキャストに設定されているにも関わらず、DHCP ACKがブロードキャストで返され、その結果、デフォルトゲートウェイアドレスが誤ったものに変更される問題が発生しています。この問題により、ネットワーク接続が不安定になります。
2. DHCPの仕組みと中継機の影響
DHCPリクエストが発行されると、通常はブロードキャストで返答されるはずですが、中継機が存在する環境では、DHCPパケットが不正に書き換えられることがあります。この場合、ルーター側の設定と中継機の設定が適切に連携しないと、誤ったデフォルトゲートウェイアドレスが端末に渡され、接続が不安定になります。
3. 解決策:中継機の設定を見直す
中継機であるWRC-300FEBK-Rの設定を見直し、DHCPリレー設定が正しく行われているかを確認しましょう。中継機のDHCPリレー機能が正しく機能していない場合、DHCPリクエストのパケットが途中で書き換えられ、誤った情報が端末に送信されることがあります。
4. ルーター設定の確認
ルーター側でもDHCP設定を確認し、正しいネットワーク情報が中継機に届いているかを確認してください。特に、DHCPの範囲設定やリレー機能が有効かどうか、ネットワークセグメント間で正しくIPアドレスが振り分けられているかが重要です。
5. まとめと追加の対策
このようなDHCPによる接続問題は、中継機やルーターの設定ミスが原因となっている場合が多いため、まずはそれぞれの設定を見直すことが解決への第一歩です。また、ファームウェアやドライバのアップデートを行うことで、既知の問題が修正される場合もあります。問題が解決しない場合は、エレコムのサポートに再度問い合わせることをお勧めします。


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