SharePointのリストでIDとパスワードを管理し、特定のユーザーのみがパスワードを表示できるようにする方法についての質問です。JSONを利用して、ユーザーがグループに所属している場合のみパスワードを表示する方法について解説します。
1. SharePointでパスワードを管理する方法
SharePointは強力な情報管理ツールであり、リストやライブラリを使って多様な情報を管理することができます。パスワードの管理についても、リストの項目を使用してユーザーにアクセス権を付与し、特定の条件に基づいて表示内容を変更することが可能です。
しかし、パスワードを管理する際にはセキュリティを考慮し、アクセス制限を設けることが重要です。
2. JSONを使用した条件付き表示の実装
質問者のコード例では、ユーザーが特定のグループに所属している場合にパスワードを表示し、それ以外の場合は「****」で隠すという処理を行っています。以下のコードを確認してみましょう。
{ "$schema": "https://developer.microsoft.com/json-schemas/sp/v2/column-formatting.schema.json", "elmType": "div", "txtContent": "=if([$$_IsCurrentUserMemberOfGroup_111], @currentField, '****')" }
このコードは、ユーザーが指定したグループ(MembershipGroupId=111)のメンバーであればパスワード(currentField)を表示し、そうでなければ「****」を表示するというものです。
3. エラーの原因と改善方法
コード自体には問題はないように見えますが、表示されない原因として考えられるものは、グループIDが正しく設定されていない、もしくはユーザーのメンバーシップ情報が正確に取得できていない可能性があります。
また、SharePointのユーザー情報がリストに正しく反映されていない場合や、グループIDが誤っている場合もあるため、再確認が必要です。
4. 他の手法でのアクセス制御
JSONによる書式設定以外にも、SharePointには権限の設定を行う方法がいくつかあります。リストやライブラリのアクセス権を設定し、特定のユーザーにのみパスワードや重要な情報を表示させることが可能です。
例えば、リストアイテムのアクセス権を個別に設定し、特定のユーザーにのみ編集や表示権限を与えることも一つの方法です。
5. まとめ
SharePointでパスワードなどの重要情報を管理する際には、JSONによる書式設定を使って条件付きで表示を制御することができます。しかし、グループIDやユーザー情報が正確であることを確認することが非常に重要です。もし表示されない場合は、グループIDやユーザー設定の見直しを行ってください。また、他の権限設定の方法も併せて検討することをお勧めします。


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