PCを起動した際にBIOS画面から抜け出せない場合、OSのインストールや修復を行うためには、OSのインストールUSBを作成することが有効です。この記事では、BIOSから抜け出すために必要なOSインストールUSBの作成方法を詳しく解説します。
BIOSから抜け出せない原因とは?
BIOS画面から抜け出せない場合、主に2つの原因が考えられます。ひとつは、ハードディスクやSSDにインストールされているOSが起動しない場合、もうひとつは新しいマザーボードにOSがインストールされていない場合です。
このような場合、OSをインストールするためのUSBメモリを作成し、それを使ってPCを起動させることで解決できます。以下では、OSインストールUSBの作成手順を順を追って説明します。
OSインストールUSBを作成するための準備
まず最初に、OSインストールUSBを作成するために以下の準備が必要です。
- 空のUSBメモリ(8GB以上)
- インターネット接続
- Windows 10 または Windows 11 のインストールメディア
これらの準備が整ったら、次の手順に進みます。
Windows 10/11のインストールメディアを作成する方法
WindowsのインストールUSBを作成するためには、Microsoftの公式サイトからツールをダウンロードして使用します。手順は以下の通りです。
- まず、Microsoftの公式ページにアクセスし、「ツールを今すぐダウンロード」をクリックします。
- ダウンロードした「メディア作成ツール」を実行し、「このPCを今すぐアップグレードする」または「インストールメディアを作成する」を選択します。
- 次に、「言語」「エディション」「アーキテクチャ(32ビットまたは64ビット)」を選び、USBメモリに書き込むオプションを選択します。
- 最後に、選択したUSBメモリにインストールメディアを作成します。
作成が完了したら、USBメモリをPCに挿して、次に進みます。
BIOS設定を変更してUSBから起動する
USBメモリをPCに挿した後、PCのBIOSにアクセスして、起動順序を変更する必要があります。通常、PCの起動時に「DEL」キーや「F2」キーを押すとBIOS設定に入ることができます。
BIOS画面で「Boot」または「Boot Order」の設定を見つけ、USBメモリを最初に起動するデバイスとして選択します。これで、PCはUSBメモリからOSのインストールを開始します。
Windowsのインストール手順
USBメモリから起動後、画面の指示に従ってWindowsをインストールする手順を進めます。
- 言語、地域、キーボードの設定を選択します。
- 「今すぐインストール」をクリックし、ライセンス条項に同意します。
- インストールする場所(ハードディスクまたはSSD)を選択します。
- インストールが始まり、完了するまで数分から数十分かかります。
インストールが完了したら、PCは再起動し、OSが正しくインストールされているかを確認できます。
まとめ
BIOS画面から抜け出せない場合は、まずOSをインストールするためのUSBメモリを作成し、そのUSBからPCを起動してOSをインストールすることが解決策となります。インストール手順は少し手間がかかりますが、これらの手順に従えば、問題を解決できるはずです。
OSのインストール後、PCを再起動し、正常に起動することを確認してください。これで、PCを再度使用できるようになります。
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