Excelのマクロを使って、ユーザー入力に基づいて計算を行い、結果を反映先セルに表示する方法を解説します。この記事では、インプットボックスを使って数値とパーセントを入力し、その後計算した結果を任意のセルに反映させる方法をステップバイステップで説明します。
Excelマクロの基本構造
Excelマクロ（VBA）は、ユーザーの操作を自動化する強力なツールです。今回は、インプットボックスを使用してユーザーから数値やパーセントを入力させ、その計算結果を指定されたセルに反映させるマクロを作成します。
インプットボックスを使って数値とパーセントを入力する
まず最初に、ユーザーに数値とパーセントを入力させるために、VBAの`InputBox`関数を使用します。これにより、ポップアップでユーザーから入力を受け取ることができます。
次のコードで、インプットボックスを使って数値とパーセントを順番に取得します。
Dim num As Double
Dim percent As Double
num = InputBox("数値を入力してください:")
percent = InputBox("パーセントを入力してください（例: 10）:")このコードでは、ユーザーに数値を入力させ、その後パーセントを入力させます。ユーザーが入力した値は、それぞれ`num`と`percent`に格納されます。
計算を行う
次に、ユーザーが入力した数値にパーセントを掛け算します。計算式は以下の通りです。
Dim result As Double
result = num * (percent / 100)このコードでは、入力された数値`num`に対して、入力されたパーセント`percent`を計算し、その結果を`result`に格納しています。
反映先セルを選択する
次に、ユーザーに計算結果を反映するセルを選択させる必要があります。これを実現するためには、Excelの`Application.InputBox`メソッドを使い、セル選択ダイアログを表示させます。
以下のコードで、反映先セルを選択させ、計算結果をそのセルに反映させます。
Dim targetCell As Range
Set targetCell = Application.InputBox("反映先のセルを選択してください:", Type:=8)
targetCell.Value = resultこのコードでは、`Application.InputBox`でセル選択ダイアログを表示し、ユーザーが選択したセルを`targetCell`に格納します。その後、`targetCell.Value`に計算結果`result`を代入しています。
まとめ
これで、ユーザーから数値とパーセントを入力させ、その計算結果を任意のセルに反映させるマクロが完成しました。Excelマクロを使うことで、ユーザー入力に基づいた自動化処理が簡単に実現できるため、業務の効率化に役立ちます。ぜひ、上記のコードを実際に試してみてください。
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