Windows 11 Proのリモートデスクトップ接続で問題が発生している場合、設定ミスやネットワークの問題が原因となることがあります。今回の記事では、リモートデスクトップ接続のエラーメッセージ「リモート デスクトップはリモート コンピューターに接続できません」に関する解決方法を詳しく解説します。エラーコード「0x204」を解消するために必要な設定や確認ポイントを順を追って説明します。
1. リモートデスクトップ接続の基本設定確認
まず、リモートデスクトップを使用するための基本的な設定が正しく行われているか確認しましょう。設定が不完全だと接続できません。設定手順は以下の通りです。
- 「設定」→「システム」→「リモートデスクトップ」に進み、「リモートデスクトップを有効にする」をオンにします。
- リモート接続を許可するPCの「PC名」を確認しておきます。
- 「他のデバイスからこのPCに接続して使用する」にチェックを入れます。
これで基本的な設定は完了です。次にネットワーク設定やファイアウォールの確認に進みます。
2. ネットワーク設定とIPアドレスの確認
接続エラーの原因のひとつはネットワークの設定です。以下を確認しましょう。
- リモート接続を行うPCと接続先PCが同じネットワークに接続されていること。
- IPアドレスを正確に入力していること。PC名ではなく、IPアドレスを使って接続を試みてください。
- ルーターやネットワーク機器の設定でポート3389が開放されていること。
ネットワーク設定に問題がないか確認した後、次にファイアウォールの設定を見ていきましょう。
3. ファイアウォールとセキュリティ設定の確認
Windowsファイアウォールがリモートデスクトップ接続をブロックしている可能性があります。以下の手順で設定を確認しましょう。
- 「Windowsセキュリティ」→「ファイアウォール & ネットワーク保護」→「アプリの通過を許可する」を選択。
- 「リモートデスクトップ」を選択し、通過を許可するように設定します。
- セキュリティソフトやVPNが原因となっている場合もあるので、これらの設定も確認します。
ファイアウォールとセキュリティ設定を確認後、再度リモートデスクトップ接続を試みましょう。
4. リモートデスクトップ接続時のエラーコード「0x204」の原因と対策
リモートデスクトップ接続の際に「エラー コード: 0x204」が表示される原因として、以下の可能性があります。
- リモートデスクトップ接続の設定が正しくない。
- 接続先PCがシャットダウンやスタンバイ状態にある。
- ネットワークの設定が誤っている。
- セキュリティソフトやファイアウォールがブロックしている。
これらの原因を順番に確認し、設定を修正していきましょう。接続先PCが正しく起動していることを確認し、ネットワーク接続も再チェックしてください。
5. まとめ
リモートデスクトップ接続エラーは、設定ミスやネットワークの問題が多いため、順番に確認しながら問題を特定していくことが重要です。リモートデスクトップを有効にした後、ネットワーク設定やファイアウォールの設定も見直し、エラーコード「0x204」が発生した場合は、原因に応じた対策を講じましょう。これでリモートデスクトップ接続の問題が解決できるはずです。
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