WordPressで運営するサイトのSSL化が正しく行われているか確認することは、サイトのセキュリティを確保するために非常に重要です。SSL化が不完全だと、ユーザーからの信頼を得ることができませんし、検索エンジンからも評価が低くなる可能性があります。この記事では、SSL化が正しくされているか確認するための方法をわかりやすく解説します。
SSL化が確認できる簡単な方法
最初に確認すべきは、ブラウザのURLバーに表示される「HTTPS」の有無です。SSL化されているサイトのURLは、https://で始まります。サイトのアドレスバーに鍵のアイコンが表示されている場合、SSLが正しく設定されていることを示しています。
もし、http://で始まるURLや鍵アイコンが表示されない場合、SSLが正しく設定されていないか、設定が不完全である可能性があります。
SSL証明書の有効期限を確認する
SSL証明書には有効期限があり、期限切れの場合、SSLエラーが発生します。ブラウザでサイトを開き、アドレスバーの鍵アイコンをクリックすることで、証明書の詳細情報が表示されます。ここで証明書の発行日や有効期限を確認し、証明書が正しいかをチェックしましょう。
証明書の有効期限が近い場合は、証明書の更新を行う必要があります。
ブラウザのデベロッパーツールを使って確認する
ChromeやFirefoxなどのブラウザには、デベロッパーツールを使ってSSL/TLSの接続状態を詳細に確認する方法があります。デベロッパーツールを開き、「ネットワーク」タブを選択し、サイトのリクエストを確認します。
ここで「Secure Connection Established」や「TLS version」などの情報を確認できるため、SSL接続が確立されているか、またその接続が強固なものであるかを確認できます。
WordPressの設定を確認する
WordPressでは、SSL設定が適切に行われていない場合、内部リンクがHTTPのままになっていることがあります。管理画面の「設定」→「一般設定」から、WordPressアドレス (URL)とサイトアドレス (URL)がhttps://で始まっているかを確認しましょう。
もし、これらの設定がhttp://となっている場合は、SSL化されたURLに変更する必要があります。
プラグインを使用してSSL化を確認する
SSL化を確認するために、WordPress用のプラグインを活用するのも一つの手です。例えば、「Really Simple SSL」というプラグインを使うと、SSLが正しく設定されていない場合に警告を表示したり、サイト内のHTTPリンクをHTTPSに変換する機能を提供してくれます。
このようなプラグインを使うことで、SSL化が正しく設定されているかを簡単に確認できます。
まとめ
WordPressサイトのSSL化を確認する方法は多岐にわたります。まずはブラウザでURLバーを確認し、鍵アイコンや「https://」の表示がされているかをチェックしましょう。次に、証明書の有効期限や設定内容を確認し、必要に応じて証明書を更新します。また、デベロッパーツールやプラグインを活用することで、より詳細な情報を得ることができます。
SSL化が正しくされていないと、検索エンジンやユーザーからの信頼を得ることができませんので、早期に確認を行い、必要な修正を行いましょう。


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