Pandasを使ったDataFrameの連結、結合、集計方法の解説

プログラミング

PythonのPandasライブラリを使用して、複数のDataFrameを連結し、日付をキーにして外部結合を行い、最後にデータの集計を行う方法について解説します。特に、DataFrameの連結や結合、グループ化に関する基本的な操作を実践的に学ぶことができます。

1. DataFrameの縦方向の連結

Pandasでは、複数のDataFrameを縦方向に連結するために`concat`関数を使用します。これを使うことで、複数のデータを1つのDataFrameにまとめることができます。

以下のコードでは、`df1`と`df2`を縦方向に連結して、`merge_df1`を作成する方法を示しています。

merge_df1 = pd.concat([df1, df2], ignore_index=True)

この`concat`関数では、`ignore_index=True`を設定することで、連結後のインデックスを再生成することができます。これにより、インデックスが重複することを防ぎます。

2. 日付をキーにした左外部結合

次に、`merge`関数を使って`series`と`merge_df1`を左外部結合します。ここで重要なのは、`merge`関数の`on`引数でキーとなる列(日付)を指定し、`how=’left’`で左外部結合を指定する点です。

以下のコードで、`series`に含まれる日付をキーにして`merge_df1`と結合し、`merge_df2`を作成できます。

merge_df2 = pd.merge(series, merge_df1, on='日付', how='left')

この方法で、`series`に含まれる日付に対応する天気情報を`merge_df1`から取得し、結合した新しいDataFrameを作成できます。

3. グループ化と集計

最後に、`merge_df2`のデータを天気ごとにグループ化し、各天気の出現回数を集計します。これには、`groupby`関数と`count`関数を使います。

以下のコードで、天気ごとにデータをグループ化し、その数を集計して`count_df`を作成できます。

count_df = merge_df2.groupby('天気').count()

`groupby`関数で`天気`列を基準にグループ化し、`count`関数で各グループの件数を集計します。これにより、各天気が何回出現したかを確認することができます。

まとめ

この記事では、Pandasを使って複数のDataFrameを縦方向に連結し、日付をキーにして外部結合を行い、最終的に天気ごとにデータをグループ化して集計する方法を解説しました。`concat`や`merge`、`groupby`などの基本的なPandasの関数を駆使することで、データ操作の幅を広げることができます。

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