Excelで締切日が近づいた際に自動的にセルの色を変更して目立たせる方法について解説します。特に、日時形式(例:2025/10/10 12:00)のデータで自動的に色をつける方法に関して困っている場合に有効な設定を紹介します。
Excelの条件付き書式を使って締切日を色で表示する
Excelでは、条件付き書式を使って特定の条件を満たしたセルに対して自動的に色を変更することができます。たとえば、締切日が今日の日付になった場合に、そのセルの色を変更する設定が可能です。
問題となるのは、日時の形式です。Excelでは「日付」の部分と「時間」の部分が別々に扱われるため、時間が含まれている場合に予期しない動作が発生することがあります。
日付と時間を同時に扱うための条件設定
Excelで日付と時間を両方含んだ形式(例えば、2025/10/10 12:00)で条件付き書式を適用するには、日付の部分だけを抽出して比較する必要があります。以下の手順で設定します。
- まず、条件付き書式を設定したいセルを選択。
- 「ホーム」タブから「条件付き書式」→「新しいルール」を選択。
- 「セルの値」で「次の値に等しい」を選択。
- 数式に「=INT(C2)=TODAY()」と入力します。
この設定で、「C2」のセルに入力されている日付が今日の日付と一致する場合に、そのセルの色が変更されます。ここで重要なのは、`INT()` 関数を使って、時間部分を無視して日付部分のみを比較することです。
時間まで考慮した色変更設定
もし日時(例えば、2025/10/10 12:00)の時間部分も考慮して色を変えたい場合、少し異なるアプローチが必要です。具体的には、日付と時間が両方一致する場合に色を変える設定をします。以下の手順で設定できます。
- 「条件付き書式」→「新しいルール」を選択。
- 数式に「=AND(C2>=TODAY(), C2
この設定では、日付が今日の日付であり、時間も今日の範囲内である場合に色を変更することができます。時間部分も考慮することで、締切日が今日のものに正確に色をつけることができます。
他の条件付き書式の設定例
さらに進んで、日付の進行に合わせて異なる色を表示したい場合は、複数の条件を追加することもできます。例えば、締切日が近づいた場合に色が変わるような設定をすることも可能です。次のように設定できます。
- 締切日が1日以内の場合、赤色で表示。
- 締切日が3日以内の場合、黄色で表示。
これを実現するためには、複数の条件付き書式を設定し、`=C2<=TODAY()+1` のように日付の差を計算して色を変更します。
まとめ
Excelで日付と時間を扱う際に条件付き書式を使って自動的に色を変更する方法は、`INT()` 関数や`AND()` 関数を駆使することで簡単に実現できます。締切日を目立たせるために、今日の日付や時間も考慮した設定を行うことで、視覚的にわかりやすく締切日を管理することができます。


コメント