CiscoスイッチのVLAN設定: WindowsからLinuxへのアクセス設定とトラブルシューティング

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この記事では、CiscoスイッチのVLAN設定について、WindowsマシンからLinuxマシンへアクセスできない問題を解決する方法を紹介します。具体的な設定例と共に、問題解決のためのトラブルシューティング手順を解説します。

CiscoスイッチでVLANを設定する方法

まずは、基本的なVLANの設定を確認しましょう。以下の設定は、WindowsマシンからVLAN2に接続されたLinuxマシンにアクセスするための基本的な設定です。

Ciscoスイッチでは、インターフェースごとにVLAN設定を行います。VLAN2を使って、複数のLinuxマシンとWindowsマシンを接続するための設定例は次の通りです。

interface GigabitEthernet0/1
 switchport trunk allowed vlan 1-3,101-103,1000,1002-1005
 switchport mode trunk
!
interface GigabitEthernet0/2
 switchport trunk allowed vlan 1-3,101-103,1000,1002-1005
 switchport mode trunk
!
interface GigabitEthernet0/6
 switchport access vlan 2
 switchport mode access
!
interface Vlan2
 ip address 192.168.2.1 255.255.255.0
 no ip route-cache

問題: WindowsからLinuxマシンへのアクセス不可

質問者の設定では、LinuxマシンからLinuxマシンへは正常にpingが通りますが、WindowsマシンからLinuxマシンへはアクセスできません。これはVLAN2の設定が正しく行われているものの、インターフェースやルーティングに問題がある可能性があります。

ここでは、VLAN設定を再確認し、以下の手順を試してみましょう。

1. VLAN設定の再確認

まず、VLAN2がすべてのインターフェースに正しく設定されているか確認します。Windowsマシンが接続されているGigabitEthernet0/6は、アクセスモードでVLAN2に設定されている必要があります。また、トランクポートに設定されているインターフェースもVLAN2が許可されているか確認してください。

2. ルーティングの確認

次に、VLAN2のインターフェースでIPアドレスが正しく設定されていることを確認します。ルーターが必要でない場合でも、VLAN間での通信ができるように設定が適切に行われていることを確認しましょう。

3. アクセスリストの確認

質問者が指摘したように、アクセスリストが未設定となっています。これにより、VLAN2でのアクセスが制限されている可能性があります。アクセスリストを設定して、WindowsマシンからLinuxマシンへのアクセスが許可されるように設定しましょう。

トラブルシューティング

以下の手順で問題が解決しない場合、いくつかの追加のトラブルシューティング手順を試みましょう。

1. ネットワークインターフェースの再起動

スイッチやPC、Linuxマシンのネットワークインターフェースを再起動することで、接続の問題が解消されることがあります。

2. スイッチのログの確認

スイッチのログにエラーメッセージが出力されていないか確認し、問題の手がかりを探ります。

まとめ

この問題を解決するために、まずはVLAN設定が正しく行われていることを確認し、ルーティングやアクセスリストの設定も確認しましょう。問題が解決しない場合は、ネットワークインターフェースを再起動したり、スイッチのログを確認することも有効です。

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