ExcelからWordへの差し込み印刷で、時間数(例:159:18)をそのまま反映させる際、日付形式(例:1900/1/6 15:18)になってしまうことがあります。この問題は、Excelのセル書式設定とWordの差し込み印刷設定に関係しています。この記事では、この問題を解決する方法を解説します。
差し込み印刷で時間数が日付形式に変わる原因
Excelでは時間数を「[h]:mm」などのユーザー設定で表示しますが、Wordに差し込む際、Excelの時間データが自動的に日付形式(例:1900/1/6 15:18)に変換されることがあります。これは、Excelが時間を実際には「日付+時間」として扱っているためです。
これにより、差し込み印刷をすると、Excelで設定した時間数が「日時」形式で表示されてしまいます。この問題を解決するには、ExcelとWordの書式設定を適切に調整する必要があります。
Excelの時間数を正しく表示させるための設定
Excelで時間を正しく表示させるためには、以下の手順を試してみてください。
- 1. Excelの対象のセルを選択します。
- 2. 右クリックし、「セルの書式設定」を選択。
- 3. 「表示形式」タブを選択し、「ユーザー定義」を選びます。
- 4. 「種類」のボックスに「[h]:mm」と入力します。これで、時間数が適切に表示されます。
これにより、時間数が日付形式で表示されるのを防げます。次に、Word側で差し込み印刷を設定する際に、この設定を保持する方法を確認しましょう。
Wordで差し込み印刷を設定する方法
Wordで差し込み印刷を行う際、時間数が正しく表示されるようにするためには、以下の手順を試してください。
- 1. Wordで差し込み印刷のデータソースとしてExcelファイルを選択します。
- 2. 差し込みフィールドを挿入する際、時間数が含まれているフィールドを選びます。
- 3. フィールドコードを右クリックして「フィールドコードの切り替え」を選択し、適切な書式を設定します。
- 4. 必要に応じて、「書式設定」オプションを使い、時間データを表示させます。
これにより、Excelで設定した時間数がそのままWordに差し込まれ、正しく表示されるはずです。
問題が解決しない場合の対策
それでも時間数が正しく表示されない場合、以下の点を確認してみてください。
- 1. Excelで「[h]:mm」形式を設定しても、Word側でその設定を認識しない場合があります。この場合、フィールドコードをカスタマイズする必要があります。
- 2. ExcelからWordへのデータ移行の際に、セルの書式設定を正しく維持するために、Excelファイルの保存形式(.xlsxなど)を確認します。
- 3. 必要に応じて、手動でWord側で時間数の書式設定を行うことも検討してください。
まとめ:ExcelからWordへの差し込み印刷で時間数を正しく表示させるためのポイント
ExcelからWordへの差し込み印刷で時間数を正しく反映させるためには、Excelで「[h]:mm」形式を設定し、Wordで適切なフィールドコードを使用することが重要です。また、データの整形や書式設定の確認も必須です。これらの手順を試すことで、時間数をそのままWordに差し込み、正しく表示させることができます。


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