無線LAN対応のNAS製品の選び方とおすすめ

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無線LAN(Wi-Fi)に対応したNAS(ネットワークアタッチトストレージ)製品を探している方へ。本記事では、有線接続が主流のNASとは異なり、無線LANで接続できるNAS製品について解説し、選び方のポイントやおすすめ製品を紹介します。

無線LAN対応NASとは?

NASはネットワークを通じてデータの保存や共有を行うストレージ機器で、通常は有線接続が一般的ですが、無線LAN対応のNASも登場しています。無線LAN対応のNASを使用すると、LANケーブルが必要なく、Wi-Fi環境を活用してデータを保存・管理することができます。

無線LAN接続に対応したNASは、家庭やオフィスのWi-Fiネットワークを活用し、PCやスマートフォン、タブレットなどから簡単にアクセスできるため、ケーブル配線の手間が省けます。

無線LAN対応NASの選び方

無線LAN対応NASを選ぶ際に重視すべきポイントは以下の通りです。

  • Wi-Fi規格:最新のWi-Fi 6(802.11ax)に対応しているNASを選ぶことで、高速かつ安定したデータ転送が可能になります。Wi-Fi 5(802.11ac)でも問題なく使えますが、データ量が多い場合にはWi-Fi 6対応の方がより快適です。
  • ストレージ容量:使用する目的に応じたストレージ容量を選びましょう。家庭での使用なら1TB〜4TB、ビジネス用途では6TB以上の容量を選択することが多いです。
  • セキュリティ機能:NASは重要なデータを保存する場所なので、セキュリティ機能が強化されているか確認することが大切です。暗号化機能やリモートアクセスの設定、2段階認証などをサポートしているものを選びましょう。
  • 設定と管理のしやすさ:NASの管理は簡単に行いたいものです。ユーザーインターフェースが直感的で、設定が簡単な製品を選びましょう。

おすすめの無線LAN対応NAS製品

1. Synology DS220j

SynologyのDS220jは、家庭用として人気の高い無線LAN対応NASです。Wi-Fi 5に対応し、最大32TBの容量をサポートしています。使いやすいDSM(DiskStation Manager)ソフトウェアを搭載しており、データバックアップやメディアサーバーとしても活用できます。

2. QNAP TS-251D

QNAPのTS-251Dは、Wi-Fi 6に対応したNASで、より高速なデータ転送を実現します。2ベイのデュアルドライブシステムで、RAIDの設定が可能。家庭向けだけでなく、小規模オフィスにも対応できる高い性能を誇ります。

3. WD My Cloud EX2 Ultra

Western Digital(WD)のMy Cloud EX2 Ultraは、初心者向けの簡単なセットアップで、Wi-Fi 5に対応したNASです。WDのスマートデバイスアプリを使用して、モバイル端末からも簡単にアクセスできます。

無線LAN対応NASの使い方

無線LAN対応のNASを使うための基本的な手順は次の通りです。

  • NASの設置:NASを家庭やオフィスのWi-Fiネットワークに接続します。Wi-Fi経由で接続する場合、ルーターの近くに設置することをお勧めします。
  • データ保存と共有:NASにアクセスするための設定を行い、ファイルを保存・管理します。これにより、家族や同僚とデータを簡単に共有することができます。
  • バックアップ:重要なデータをNASに保存し、定期的にバックアップを行うことで、データの保護を強化します。

まとめ

無線LAN対応のNASは、ケーブルレスでデータ管理ができる便利なデバイスです。Wi-Fi 5またはWi-Fi 6に対応した製品を選ぶことで、高速で安定したデータ転送が可能になります。SynologyやQNAPなどの信頼性の高いブランドの製品を選ぶと、安心して長期的に使用できるでしょう。

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