CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)でマンガのコマ割りを行う際、コマ枠の枠線が内側にしか配置できないことが不便に感じることがあります。特に、画面いっぱいに作業スペースを使いたい場合、コマ枠がページ端にできてしまうと作業しづらくなります。この記事では、クリスタでコマ枠をページの外側に配置する方法を解説します。
コマ枠カットツールの基本操作
まず、コマ枠カットツールを使って、コマ枠を作成する方法をおさらいしましょう。コマ枠カットツールは、クリスタのツールバーから選択できます。通常、作成したコマ枠は画面内側に配置されますが、これはデフォルトの設定です。
コマ枠の作成後、枠線が内側に配置される理由は、コマ枠カットツールが作業ページ内にフィットするように設計されているためです。このため、画面端まで枠線を広げたい場合は少し工夫が必要です。
枠線を外側に配置する設定変更方法
コマ枠の枠線をページの外側に配置するには、コマ枠を「範囲指定」した後、位置を調整する必要があります。以下の手順で外側に配置する方法を紹介します。
1. コマ枠カットツールを選択し、コマを作成します。
2. コマ枠を選択した状態で、「編集」メニューから「コマ枠設定」を選びます。
3. 「コマ枠設定」ウィンドウで、「枠線の位置」を「外側」に変更します。これにより、コマ枠の枠線がページの外側に配置されるようになります。
作業画面いっぱいにコマ枠を配置する方法
画面いっぱいにコマ枠を配置するためのテクニックとして、作業領域のサイズを変更する方法もあります。通常、クリスタでは作業領域を自由に調整することができるので、画面いっぱいに作業スペースを広げることが可能です。
作業領域を広げるには、画面左下にある「キャンバスサイズ」を変更します。この設定で、ページ端までコマ枠を配置することができるので、作業スペースを最大限に活用できます。
コマ枠設定の細かい調整
コマ枠の枠線がうまく外側に配置できたら、次に細かい調整を行いましょう。コマ枠設定には、枠線の太さや角度、さらにはコマの間隔などを調整するオプションもあります。
これらの設定を活用することで、より精密にコマ枠を調整でき、ページ全体に均等にコマを配置することができます。また、作業の効率化にもつながります。
まとめ
クリスタでコマ枠カットを使う際、枠線が内側にしか配置できない問題は「コマ枠設定」を変更することで解決できます。枠線の位置を外側に設定し、作業領域を最大限に広げることで、ページ端までコマ枠を配置でき、よりスムーズに作業を進められます。
これらの設定を覚えておくと、クリスタでのマンガ制作がより快適になり、作業の効率も向上するでしょう。
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