Windows 10の標準ツールを使用してバックアップを作成する際、システム修復ディスクを作成した場合にバックアップが可能かどうか、という疑問が浮かぶことがあります。この記事では、その疑問にお答えし、システム修復ディスクを使ったバックアップ方法について説明します。
1. システム修復ディスクの役割とは
システム修復ディスクは、Windowsが起動できなくなった場合に、コンピュータを修復するために使用するツールです。このディスクには、Windowsの修復ツールが含まれており、バックアップや復元の機能も含まれている場合があります。
しかし、システム修復ディスクはバックアップ作成専用のツールではないため、直接的なバックアップ機能を持っているわけではありません。
2. システムイメージの作成に必要なツール
Windows 10でシステムイメージのバックアップを作成するには、別のツール「バックアップと復元(Windows 7)」を使用する必要があります。このツールは、実際にシステム全体をバックアップするために使用されるもので、システム修復ディスクとは別物です。
システム修復ディスクは、システムイメージの復元や修復には役立ちますが、バックアップ自体は行えません。
3. バックアップを作成する方法
システムイメージを作成したい場合、以下の手順を試してみましょう。
- スタートメニューから「設定」を開く。
- 「更新とセキュリティ」を選択し、「バックアップ」をクリック。
- 「バックアップと復元(Windows 7)」を選択。
- 「システムイメージの作成」をクリックし、指示に従ってバックアップを作成。
これにより、システム全体をバックアップすることができます。
4. システム修復ディスクの使用方法
万が一システムが起動しない場合、システム修復ディスクを使って、バックアップから復元することができます。システム修復ディスクを使うことで、システムの修復や復元が可能になりますが、バックアップそのものを作成することはできません。
システム修復ディスクを使用するには、PCを再起動し、BIOSまたはUEFI設定からディスクを起動ドライブとして選択する必要があります。そこから「修復オプション」を選んで、バックアップから復元する操作が可能です。
まとめ
システム修復ディスクは、バックアップ作成に使うことはできませんが、バックアップ後の復元作業に役立つツールです。システムイメージを作成したい場合は、「バックアップと復元(Windows 7)」を使用してシステム全体のバックアップを作成し、必要に応じてシステム修復ディスクを使用して復元することができます。
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