クリスタを使い始めたばかりの方から、アイパッドでの作業中に「下書き画面にマスク的なものが現れて困っている」との質問がよく寄せられます。この記事では、この問題を解決するための具体的な手順をわかりやすく解説します。
1. マスク的なものとは?
アイパッドで作業している際に、下書きレイヤーに突然現れるマスクのような表示。この「マスク的なもの」は、実際には「透明度のロック」や「マスク機能」が影響している場合がほとんどです。これは、作業中に誤って設定を変更してしまったことが原因で表示されます。
例えば、レイヤーの透明度が0%に設定されていたり、マスクが無意識のうちに適用されていたりすることがあります。この現象が発生すると、下書きが見えにくくなり、作業が進まなくなってしまいます。
2. 透明度のロック解除方法
まず最初に試すべき方法は、レイヤーの透明度ロックを解除することです。以下の手順で解除できます。
- レイヤーパレットを開き、問題のレイヤーを選択します。
- レイヤーのオプションで「透明度ロック」がオンになっていないか確認します。
- 透明度ロックがオンになっている場合は、オフにすることで問題が解決することが多いです。
3. マスク機能を解除する方法
もし透明度ロックが原因でない場合、次に確認するべきは「マスク機能」です。マスクを解除する手順は以下の通りです。
- レイヤーパレットから、問題のレイヤーを選択します。
- レイヤーに「マスク」が適用されている場合、右側にマスクアイコンが表示されています。
- マスクを解除したい場合は、そのマスクアイコンを右クリックし、「マスク解除」を選択します。
4. アイパッドの特有の設定に関する注意点
アイパッドで作業する際、タッチ操作のミスや設定変更が原因でこのような問題が発生することがあります。特に、画面上での誤操作によって透明度やマスクが変更されることがあるので、作業前に設定を確認しておくことをおすすめします。
また、アイパッドの画面を開いたままで持ち運びをする際には、意図しないタッチが発生しやすいため、作業後は必ずレイヤー設定を保存しておくことが大切です。
5. まとめ
クリスタのアイパッド版を使用しているときに、下書きレイヤーに「マスク的なもの」が現れる問題は、透明度ロックやマスク機能によるものが多いです。これらの設定を解除することで、元の状態に戻すことができます。作業中の不具合を防ぐためにも、レイヤー設定やアイパッドのタッチ操作には注意を払い、意図しない変更を防ぐよう心がけましょう。


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