Excelを使ってポケモンカードなどのコレクションを整理すると、画像を大量に貼り付けることになります。その結果、ファイルのサイズが膨大になり、開閉や操作が重くなると感じる方も少なくありません。最終的にはPDF化して保存するにしても、作業中に少しでも軽快に扱える方法を知っておくと便利です。
Excelが重くなる主な原因
Excelに画像を多数貼り付けると、データ容量が大きくなるため開閉に時間がかかります。特に高解像度の画像をそのまま貼ると、1枚でも数MBになることがあり、数百枚貼ると数百MBになるケースも珍しくありません。
また、Excelは画像を内部的に埋め込み形式で保持するため、画像が多ければ多いほど動作が重くなるのは避けられない仕様です。
シートを分けることで軽くなるのか?
シートを分けることで多少は体感的に軽くなる場合があります。これは、Excelがアクティブに読み込む範囲がシート単位で制御されるためです。ただし、根本的にファイル全体の容量は変わらないため、劇的に軽くなるわけではありません。
例えば、カードのシリーズごとにシートを分けることで、開いたときの初期読み込みは分散され、操作の快適さが若干改善される可能性はあります。
軽くするための工夫
- 画像を圧縮する:Excelに貼る前に画像をリサイズや圧縮してから挿入すると、ファイルサイズを大幅に削減できます。
- リンク貼り付けを利用する:画像を直接貼らずに、外部フォルダに保存してリンクを挿入する方法も有効です。
- シリーズごとに別ファイルで管理:シート分けよりも、ファイルを分割するほうがより動作が軽くなります。
これらを組み合わせることで、カードコレクション管理がよりスムーズになります。
PDF化する際の注意点
最終的にPDF化するのであれば、画像解像度はほどほどに抑えつつ、Excelでは作業用に軽量化したデータを扱うのがおすすめです。PDF化すると画像がそのまま固定されるため、閲覧用には最適になります。
例えば、Excel作業用では横幅を300px程度に縮小した画像を使い、最終PDFに変換する際に十分見える解像度を確保する、といった工夫が有効です。
まとめ
Excelに大量の画像を貼ると重くなるのは避けられませんが、シート分けで多少の改善が見込めます。ただし根本的な解決には、画像の圧縮やリンク利用、ファイル分割といった方法を併用することが効果的です。最終的なPDF化を見据えて、作業中は軽快さを優先した管理方法を取り入れると快適に扱えます。


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