自作PCをシャットダウンしても勝手に再起動してしまう問題は、多くのユーザーが直面することがあります。特にWindows 11を使用している場合、いくつかの設定を確認して修正することで、この問題を解決できます。本記事では、PCが勝手に起動する問題を解決するための手順を紹介します。
1. 高速スタートアップを無効にする
Windows 11では、デフォルトで「高速スタートアップ」が有効になっており、これが原因でシャットダウン後にPCが勝手に起動することがあります。高速スタートアップを無効にすることで、この問題を解消できることが多いです。
高速スタートアップを無効にする手順は以下の通りです。
- 「コントロールパネル」を開き、「電源オプション」を選択
- 「電源ボタンの動作を選択する」をクリック
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」を選択
- 「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外し、「変更の保存」をクリック
2. BIOS設定の確認
PCがシャットダウン後に自動的に起動する原因は、BIOS設定にもあります。特に、ASUS Prime A520MKのようなマザーボードでは、特定の設定が原因でPCが自動的に起動することがあります。
以下の設定を確認してみましょう。
- Wake-on-LAN: ネットワークからの起動を無効にするため、BIOS設定で「Wake-on-LAN」を無効にします。
- ACPI設定: 「Restore on AC Power Loss」などの設定が有効になっている場合、電源が再投入されるとPCが自動で起動することがあります。この設定を無効にすることで問題が解決する場合があります。
- 電源管理設定: 「Power Management」や「ErP Ready」の設定も確認し、必要に応じて変更します。
3. ドライバやソフトウェアの問題
一部のドライバやソフトウェアも、シャットダウン後にPCを自動的に起動させる原因となることがあります。特にハードウェア関連のドライバや、PCの設定を変更するソフトウェアが影響することがあります。
ドライバやソフトウェアを最新のバージョンにアップデートすることで、問題が解決する場合があります。また、問題が発生し始めた時期にインストールしたソフトウェアを確認し、不要なものをアンインストールしてみましょう。
4. 他のハードウェアの影響
場合によっては、外部デバイスがPCの自動起動を引き起こすことがあります。USB機器や周辺機器が接続されていると、シャットダウン後にPCが起動することがあります。
外部デバイスを一度すべて取り外し、再度シャットダウンを試みてください。もし外部デバイスを取り外した後に問題が解決した場合、原因となるデバイスを特定し、その設定を見直すことが必要です。
まとめ
PCがシャットダウン後に勝手に起動する問題は、設定の見直しやドライバのアップデート、外部デバイスの確認などで解決できます。Windows 11やASUS Prime A520MKの場合、特に高速スタートアップの無効化やBIOS設定の調整が効果的です。これらの手順を試して、問題を解決しましょう。
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