RubyのArray#mapメソッドは、配列の各要素に対して指定されたブロックを適用し、その結果を新しい配列として返します。これを使用して、配列内の要素を変換することができます。今回は、Array#mapを使った要素の変換方法について解説します。
Array#mapとは
RubyのArray#mapメソッドは、与えられたブロックを配列内の各要素に対して実行し、その結果を新しい配列にまとめて返します。元の配列は変更されません。
Array#mapの使い方
以下のコードは、Array#mapを使って、配列内の各数値を2倍にする例です。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
doubled_numbers = numbers.map { |n| n * 2 }
puts doubled_numbers # => [2, 4, 6, 8, 10]
このコードでは、numbers配列の各要素に2倍の操作を加えた結果が、新しい配列doubled_numbersに格納されます。
文字列の変換も可能
Array#mapは文字列にも利用できます。例えば、文字列をすべて大文字に変換することもできます。
words = ['hello', 'world']
uppercase_words = words.map { |word| word.upcase }
puts uppercase_words # => ['HELLO', 'WORLD']
この例では、words配列の各文字列が大文字に変換されています。
注意点
Array#mapは、必ず新しい配列を返します。元の配列自体は変更されないため、変換後のデータを新しい変数に格納することが重要です。
まとめ
RubyのArray#mapメソッドを使うことで、配列の各要素を簡単に変換できます。数値の演算や文字列の変換など、さまざまな操作を効率よく行えるため、Rubyでの配列操作において非常に便利なメソッドです。


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