After Effectsでテキストの書き順アニメーションを作成する際、通常はペンツールでテキストをなぞって表示させます。しかし、Illustratorで作成したパスを使用して同じようなアニメーションを実現する方法があります。この記事では、Illustratorで作成したパスをAfter Effectsにインポートして、書き順通りにアニメーションを表示させる方法を解説します。
IllustratorのパスをAfter Effectsにインポートする方法
まず、Illustratorで作成したパスをAfter Effectsにインポートする必要があります。このプロセスは非常にシンプルです。以下の手順で進めます。
1. Illustratorで作成したパスを選択し、AIファイルとして保存します。
2. After Effectsを開き、「ファイル」→「読み込み」→「ファイル」を選択して、保存したAIファイルをインポートします。
3. インポートしたファイルをAfter Effectsのタイムラインにドラッグし、レイヤーとして追加します。
パスのアニメーションを作成する方法
Illustratorからインポートしたパスにアニメーションを加えるためには、After Effectsで「パスをなぞる」アニメーションを作成する必要があります。これを行うためには、次の手順を実行します。
1. Illustratorで作成したパスが含まれているレイヤーを選択します。
2. 「コンポジション」ウィンドウで、パスのプロパティを表示し、アニメーションを適用するパスを選びます。
3. パスの「マスク」オプションを使用して、書き順を再現するためのアニメーションを設定します。
アニメーションの設定と調整
After Effectsでは、パスをなぞるアニメーションを作成する際に、「ストローク」エフェクトを使用して、線が引かれるような動きを作ることができます。
1. パスに「ストローク」エフェクトを適用します。エフェクトの「開始」および「終了」のパラメータを使って、線が引かれていく動きを作成します。
2. 「終了」の値を時間に合わせてアニメーションさせ、パス全体が順番に描かれるように設定します。
3. アニメーションの速さやタイミングを調整して、スムーズで自然な書き順アニメーションを作成します。
書き順アニメーションのカスタマイズ
書き順アニメーションをさらにカスタマイズするためには、色や線の太さを変更することもできます。ストロークエフェクトの設定で、アニメーション中に線の色や太さを変えることで、よりダイナミックな効果を演出できます。
1. ストロークエフェクトの「カラー」オプションを使って、線の色を変更します。
2. 「幅」パラメータを調整して、線の太さを変更し、アニメーションをより視覚的にインパクトのあるものにします。
まとめ
After EffectsでIllustratorのパスを使って書き順アニメーションを作成する方法は、Illustratorでパスを作成し、それをAfter Effectsにインポートしてストロークエフェクトを適用するというシンプルな手順です。これにより、テキストだけでなく、イラストや他のグラフィックパスでも書き順通りのアニメーションを作成することができます。アニメーションの調整やカスタマイズを行うことで、より魅力的な映像を作成できます。


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