Excelでシートに貼り付けた画像(ピクチャー)の大きさを自動で変更するマクロを作成する方法について説明します。特に、画像の高さを10センチ、幅を10センチに変更するマクロに焦点を当てます。
マクロとは
Excelのマクロは、繰り返し行う作業を自動化するためのツールです。VBA(Visual Basic for Applications)を使用して、簡単にカスタムマクロを作成できます。これにより、画像の大きさを一括で変更したり、指定のサイズに調整することが可能です。
画像の大きさを変更するマクロ
画像の高さと幅を指定したサイズ(例えば、高さ10センチ、幅10センチ)に変更するためのVBAコードを以下に示します。このコードを使用することで、シートに貼り付けられたすべての画像のサイズを指定できます。
Sub ResizePictures()
Dim pic As Picture
For Each pic In ActiveSheet.Pictures
pic.ShapeRange.LockAspectRatio = msoFalse
pic.Height = 28.35 ' 10センチ
pic.Width = 28.35 ' 10センチ
Next pic
End Sub
このコードは、現在のシートにあるすべての画像を指定されたサイズに変更します。高さと幅を指定する数値は、Excelが使う単位「ポイント」に換算されています。1センチメートルは約28.35ポイントです。
マクロを実行する方法
マクロを実行するためには、まずVBAエディタにコードを入力し、その後、実行ボタンを押す必要があります。手順は次の通りです。
- Excelを開き、「開発」タブを選択します。
- 「Visual Basic」をクリックしてVBAエディタを開きます。
- 新しいモジュールを作成し、上記のコードを貼り付けます。
- 「実行」ボタンをクリックしてマクロを実行します。
まとめ
Excelで画像の大きさを簡単に変更するために、VBAを使用してマクロを作成する方法をご紹介しました。指定したサイズに自動で画像を調整するこの方法を活用することで、作業効率を大幅に向上させることができます。これにより、大量の画像を取り扱う際も迅速にサイズ変更を行えます。


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