VBAのDictionaryオブジェクトにおけるKeysとItemsの使い方の違い

Visual Basic

VBAのDictionaryオブジェクトを使う際に、`Keys(i)`と`Items(i)`を使って値にアクセスする方法について、よくある疑問があります。この記事では、異なるリソースで見られる使い方の違いについて説明し、なぜこれらが異なる書き方をしているのかを解説します。

1. Dictionaryオブジェクトの基本的な使い方

VBAでのDictionaryオブジェクトは、キーと値のペアを格納するためのデータ構造です。基本的には、`Add`メソッドでキーと値を追加し、`Item`メソッドで値にアクセスします。しかし、`Keys`と`Items`は、個別にキーと値のリストを取得するためのプロパティとして使われます。

例えば、`myDic.Keys(i)`ではキーのリストから`i`番目のキーを取得し、`myDic.Items(i)`では`i`番目の値を取得することができます。

2. 記事での使い方の違い

質問の中で紹介された2つのサイトにおける違いについて説明します。

  • https://www.limecode.jp/entry/trap/dictionary-keysitems-hasnoargumentsでは、`Dictionary.Keys(i) .Items(i)`といった使い方が「間違っている」とされており、キーと値に直接アクセスする方法を強調しています。これは、キーとアイテムのインデックスが連動しない場合、予期しない結果を引き起こす可能性があるためです。
  • https://excel-ubara.com/excelvba4/EXCEL216.htmlでは、`myDic.Keys(i)`と`myDic.Items(i)`の使用例が紹介されています。この使い方も間違いではないのですが、注意すべき点は、`myDic.Keys(i)`で得られるキーと、`myDic.Items(i)`で得られる値が必ずしも同期していない場合があるという点です。これが問題を引き起こす原因となる可能性があります。

3. 正しい使い方と注意点

どちらの方法も正しい使い方ではありますが、重要なのはインデックスを正しく管理することです。`Keys(i)`と`Items(i)`を使う際には、必ずそれらが同じインデックスに基づいて取得されることを確認する必要があります。誤ったインデックスを使うと、キーと値が一致せず、不整合が生じる可能性があります。

また、`Dictionary`オブジェクトを使う際に`Items(i)`や`Keys(i)`を連携して使う際は、インデックスが一致していることを前提に設計し、間違って連動しないインデックスを使わないようにしましょう。

4. まとめ

VBAの`Dictionary`オブジェクトでの`Keys(i)`と`Items(i)`の使い方には注意が必要です。基本的には、インデックスを正しく管理し、キーと値が一致するように設計することが大切です。記事にあった使い方の違いは、文脈や使い方によってどちらも正しい場合がありますが、慎重に使用することが求められます。

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