ESP32を使用してiPhoneのBluetooth接続を検知し、接続されたときにLEDをオン、切断されたらオフにするプログラムを作成する方法について解説します。初心者でもわかりやすいように、必要な手順やコード例を紹介します。
1. 目的と設定
このプロジェクトでは、iPhoneとESP32をBluetoothで接続し、接続状態を監視してLEDを制御します。接続時にLEDをオンにし、Bluetooth接続が切れたときにLEDをオフにします。ESP32はWi-FiとBluetoothの両方に対応しており、Bluetoothを使ってiPhoneと通信を行うことができます。
2. 必要なもの
- ESP32ボード
- LEDと適切な抵抗(LED制御のため)
- Arduino IDE(ESP32ボードをサポートするように設定)
- Bluetooth接続を使うためのiPhone
3. Arduino IDEでESP32のセットアップ
まず、Arduino IDEを使ってESP32のプログラムを書く準備を整えます。以下の手順でESP32ボードをArduino IDEに追加します。
- Arduino IDEを開き、「ファイル」→「環境設定」へ進みます。
- 追加のボードマネージャURLに「https://dl.espressif.com/dl/package_esp32_index.json」を追加します。
- 「ツール」→「ボード」→「ボードマネージャ」でESP32を検索し、インストールします。
- ESP32のボードを選択した後、必要なポートを設定します。
4. Bluetooth接続のプログラム
次に、iPhoneとのBluetooth接続を確立し、接続時にLEDをオン、切断時にオフにするプログラムを書きます。以下はそのコード例です。
#include
BluetoothSerial ESP_BT;
const int ledPin = 2; // LEDピンの設定
void setup() {
pinMode(ledPin, OUTPUT);
Serial.begin(115200);
ESP_BT.begin("ESP32_LED_Control"); // ESP32のBluetooth名設定
Serial.println("Bluetooth Started");
}
void loop() {
if (ESP_BT.hasClient()) {
digitalWrite(ledPin, HIGH); // Bluetooth接続時にLEDをオン
} else {
digitalWrite(ledPin, LOW); // Bluetooth接続切れ時にLEDをオフ
}
delay(1000);
}
このコードは、iPhoneとの接続状態をチェックし、接続されている場合はLEDをオンにし、切断されるとLEDをオフにします。
5. 動作確認と調整
プログラムを書いた後、ESP32をiPhoneとBluetoothでペアリングし、接続が正常に行われるか確認します。接続状態に応じてLEDが反応することを確認しましょう。
6. まとめ
ESP32を使ってBluetooth接続を制御し、iPhoneとの接続に基づいてLEDをオンオフする方法を紹介しました。このようなプロジェクトを通じて、ESP32のBluetooth機能を活用し、さまざまなIoTデバイスと連携させることができます。初心者でも手順通りに進めることで、簡単に実現できるので、ぜひ試してみてください。


コメント