Excelで日付や対象名に基づいて、出現回数や総数を自動的に計算する方法を紹介します。この方法を使えば、A列やB列に入力したデータを基に、C列からH列を自動的に計算できます。
1. C列:COUNTIFを使用した対象名のカウント
すでにC列で使用しているCOUNTIF関数を使用すると、指定した条件に一致するセルの数を簡単にカウントできます。例えば、B列の対象名ごとに出現回数をカウントしたい場合、以下のような式をC列に入れます。
=COUNTIF(B:B, B2)
この関数は、B列全体を対象として、B2のセルに入力されている対象名と一致するセルをカウントします。
2. D列:出現日数のカウント
D列では、対象名が1日に何回出現しても1日とカウントしたいということです。これを実現するために、日付が重複している場合でも1日としてカウントする方法を示します。D2セルに次の式を入力します。
=SUMPRODUCT((A$2:A$100=A2)*(B$2:B$100=B2))
この式は、A列の各日付とB列の対象名が一致する回数をカウントしますが、1日に対象が複数回出現しても1回としてカウントされます。
3. F列:対象名の総数を1から順番に表示
F列では、対象名ごとに順番に番号を付けたいということです。これを実現するには、対象名をユニークな値としてカウントし、その番号を1から順番に表示させます。F2セルに次のように入力します。
=MATCH(B2, UNIQUE(B:B), 0)
この式は、B列の対象名の中でB2の対象名が何番目に現れるかを返します。
4. G列:出現回数の多い対象を順番に表示
G列では、出現回数が多い順に対象名を表示させたいということです。これを実現するには、出現回数をカウントし、それを基に降順で並べ替える必要があります。以下のようにG2セルに式を入力します。
=SORT(B2:B100, COUNTIF(B2:B100, B2:B100), -1)
この式は、B列の対象名を出現回数の多い順に並べ替えて表示します。
5. H列:出現日数の多い対象を順番に表示
H列では、出現日数が多い順に対象名を並べ替えます。この場合、D列の出現日数を基に並べ替えます。H2セルには次の式を入力します。
=SORT(B2:B100, D2:D100, -1)
この式は、D列の出現日数に基づいて、対象名を多い順に並べ替えます。
まとめ
Excelで複数列を関数で自動的に計算する方法を解説しました。A列とB列に手入力するだけで、C列からH列の計算が自動的に行われます。これにより、データの集計が簡単にできるようになります。関数をうまく活用して、効率的にデータを処理していきましょう。
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