Vroid Studioで作成したモデルに揺れもの(髪の毛や衣服の揺れなど)を設定し、Blenderで改変後にVroid HubやUnityで動きが確認できないという問題が発生することがあります。この問題は、揺れものの設定が正しくエクスポートされていない場合や、互換性の問題によって発生します。この記事では、この問題を解決するための手順と注意点を解説します。
1. 揺れものの設定確認
Vroid Studioで作成した揺れものがBlenderにエクスポートされる際、揺れのアニメーションデータが正しく保存されていないことがあります。特に、Vroid Studio内で設定された揺れものがBlenderで反映されていない場合、Blender内で追加の設定が必要です。Blenderの「Physics」タブで、揺れものの物理設定(例えば、柔軟性や重力など)を確認し、必要に応じて調整してください。
また、Vroid Studioで設定した揺れものが、他のプログラムにエクスポートされる際に正しく変換されていないこともあります。この場合、エクスポート設定を再確認し、揺れものの物理データを正しくエクスポートする設定を確認することが重要です。
2. Blenderでのアニメーション設定の確認
Blender内で、Wiggle2アドオンを使ってアニメーションを作成する際、アニメーションのデータがVroid HubやUnityに正しくエクスポートされるように設定を行う必要があります。Blenderでは、アニメーションをエクスポートする際に、適切な形式(例えば、FBXやVRM)で保存する必要があります。特に、物理シミュレーションが正しくエクスポートされないことがあるため、物理シミュレーションが含まれるアニメーションの場合、エクスポート設定を再確認してください。
また、Blender内で設定した揺れのアニメーションがVroid HubやUnityで動作しない場合、アニメーションのフレーム範囲やスムージングの設定が影響していることがあります。これらの設定を見直すことで、アニメーションが正常に動作することがあります。
3. Vroid HubとUnityでの動作確認
Vroid HubやUnityでは、揺れものの物理設定が正しく反映されないことがあります。特に、Vroid Studioで作成したモデルをBlenderで改変後、Vroid Hubにアップロードすると、揺れものが動かないことがあります。この場合、Vroid HubやUnityの設定で、揺れものの物理エンジンを有効にする必要があります。
Unityの場合、揺れものの設定を物理エンジン(例えば、ClothコンポーネントやSoft Body)に依存している場合があります。これらを正しく設定し、Vroid Studioで設定した揺れのアニメーションが反映されるようにしてください。また、Vroid Hubでは、揺れものの設定が反映されるまでに時間がかかることもあるため、再度アップロード後に動作を確認してみてください。
4. まとめ
Vroid Studioで作成した揺れものがBlenderやVroid Hubで動かない場合、設定やエクスポート時の設定が原因であることが多いです。まずは、Blenderでの物理設定やアニメーションデータのエクスポート方法を確認し、Vroid HubやUnityの物理エンジン設定を再確認することが重要です。これらを適切に設定することで、正常に動作する揺れものを作成することができます。


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