Excelでセル内で改行をしようとしたとき、ALT + ENTERで改行してもセルが縦に伸びてしまう問題は、よくあるトラブルの一つです。これはExcelのセルの設定に関係しており、設定を少し変更することで簡単に解決できます。この記事では、この問題を解決する方法について詳しく説明します。
ALT + ENTERでの改行とセルが縦に伸びる理由
まず、ALT + ENTERを使ってセル内で改行をすると、改行はうまくいきますが、Enterキーを押した後にセルが縦に伸びるのは、セルの「自動調整機能」が働いているためです。Excelはデフォルトで、セル内の内容に合わせてセルの高さを自動的に調整するようになっています。
つまり、セル内で改行して文字数が増えたり、複数行になったりすると、セルの高さが自動で伸びてしまうのです。この動作を防ぐためには、セルの設定を変更する必要があります。
解決方法: セルの自動調整を無効にする
セルの高さが自動的に伸びるのを防ぐためには、以下の方法でセルの設定を変更します。
- ステップ1: まず、改行を入れたいセルを選択します。
- ステップ2: 「右クリック」して、メニューから「セルの書式設定」を選択します。
- ステップ3: 「配置」タブを選択し、「テキスト制御」の中の「折り返して全体を表示する」にチェックを入れます。
- ステップ4: 次に「行の高さを自動調整」をオフにするために、「行の高さ」を手動で設定します。具体的には、セル内で表示したい行数に合わせて高さを指定してください。
セル内で改行しても縦に伸びないようにするための設定
さらに、セル内の文字が長くなることを避け、セルの高さを一定に保つためには「折り返し」機能を有効にすると便利です。これにより、セル内で改行しても自動的にセルの高さが伸びないように設定できます。
また、複数行にわたる文字を入力した場合でも、セル内に収めることができるようになります。
まとめ
Excelでセル内に改行を入れた際にセルが縦に伸びるのは、セルの自動調整が原因です。この問題を解決するためには、セルの設定で「行の高さを自動調整」を無効にし、手動で高さを設定するか、「折り返して全体を表示する」オプションを有効にすることで解決できます。これらの設定を使うことで、改行をしてもセルが縦に伸びず、見た目が整った状態で作業を続けることができます。
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