XFCEでスクリーンショットを撮る際、通常の操作では「xfce4-screenshooter」を使って一度画像を保存するとアプリケーションが終了してしまい、連続して撮影するのが不便と感じているユーザーも多いでしょう。この問題に対する解決方法と設定方法についてご紹介します。
1. XFCEでのスクリーンショット機能とは?
XFCEは軽量なデスクトップ環境であり、スクリーンショットの機能もシンプルで使いやすいですが、デフォルトの設定では連続してスクリーンショットを撮るのが手間です。特に「xfce4-screenshooter」アプリケーションを使用している場合、毎回保存後にアプリが終了してしまうことがあります。
2. 連続してスクリーンショットを撮るための設定方法
連続してスクリーンショットを撮りたい場合は、アプリが終了しないように設定を変更するか、他の方法を使用する必要があります。ここではいくつかの方法を紹介します。
方法1: コマンドラインからの利用
「xfce4-screenshooter」をコマンドラインから利用する場合、引数を追加することで、毎回手動でアプリを再起動する必要をなくすことができます。以下のコマンドを端末に入力してみてください。
xfce4-screenshooter -s
このコマンドでスクリーンショットが保存され、アプリは終了しません。次に、同じコマンドを実行することで、連続してスクリーンショットを撮影できます。
方法2: 自動保存の設定
設定ファイルを編集することで、スクリーンショットを自動的に保存することも可能です。これにより、スクリーンショット後に手動で保存する手間を省くことができます。設定ファイルは以下の場所にあります。
~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/xfce4-screenshooter.xml
このファイル内で、スクリーンショットを撮るときに保存先を指定する設定を行い、同時にアプリが終了しないように調整します。
3. Windows10のスクリーンショット機能との違い
Windows10では、スクリーンショットを撮るたびに「Snipping Tool」や「Windows+Shift+S」などで簡単に連続して保存できる機能があり、XFCEのスクリーンショット機能に比べると操作がスムーズです。XFCEでもこのような便利な方法を実現するためには、上記のように設定を工夫する必要があります。
4. まとめ
XFCEで連続してスクリーンショットを撮る方法は、コマンドラインからの利用や設定ファイルの編集で実現可能です。これにより、毎回「xfce4-screenshooter」を手動で起動し直す必要なく、スムーズに作業を進めることができます。少し設定が必要ですが、便利に活用できる方法です。


コメント