iMacを初期化してデータを完全に消去し、再インストールを試みる際、注意が必要です。特に、フォーマット方法やディスク消去の手順を間違えると、再インストール時にエラーが発生することがあります。この記事では、iMacの初期化手順とデータ消去の確認方法、そして再インストールエラーの対処法について解説します。
iMacの初期化方法とデータ消去の確認
iMacを初期化する際、最初に行うべきはディスクユーティリティでのフォーマットです。質問者が行った手順では、MS-DOS (FAT) 形式でディスクをフォーマットしていますが、このフォーマットはMacのシステムディスクには適していません。Macの初期化には、「Mac OS 拡張 (ジャーナリング)」や「APFS」を選択する必要があります。
「MS-DOS (FAT)」は主に外付けドライブや異なるOS間で使用されるフォーマットであり、Macの内蔵ドライブを初期化するには適切ではないため、データ消去が不完全である可能性があります。これを解決するためには、再度ディスクユーティリティを開き、適切なフォーマット形式を選ぶことが重要です。
正しいフォーマット形式の選択
iMacの内蔵ディスクを初期化する場合、フォーマット形式を以下のいずれかにすることをおすすめします。
- Mac OS 拡張 (ジャーナリング): これは、HDDや古いSSDに適したフォーマットで、MacOSで広く使用されています。
- APFS (Apple File System): 新しいMacやSSDに最適なフォーマットで、高速で効率的なデータ管理が可能です。
これらのフォーマットを選択した後、再度ディスクを消去して、MacOSを再インストールする準備が整います。
再インストール時のエラーとその対処法
再インストール時にエラーが発生した場合、まず確認すべきことはインターネット接続です。MacOSの再インストールには、インターネット経由でシステムファイルをダウンロードする必要があります。ネットワーク接続に問題がないことを確認しましょう。
また、Apple IDでサインインしていること、そしてインターネットリカバリーモード(Command + Option + R)を使ってインストールを試みることも有効です。これにより、最新のmacOSバージョンをインターネットから直接インストールすることができます。
再インストール後にデータが消えていない場合の確認方法
再インストール後もデータが消えていない場合、まずはディスクユーティリティを開き、ディスクの状態を確認してください。データが残っている場合、手動で削除することも可能ですが、完全にデータを消去したい場合は「消去」オプションを使用してディスクを完全にフォーマットすることをおすすめします。
また、データがOneDriveやiCloudにバックアップされている場合は、再インストール後にクラウドからの復元が可能です。
まとめ:iMacの初期化とデータ消去
iMacの初期化とデータ消去には、正しいフォーマット形式の選択が重要です。MS-DOS (FAT)ではなく、「Mac OS 拡張 (ジャーナリング)」または「APFS」を選ぶことが推奨されます。再インストール時のエラーは、インターネット接続や適切なインストールモードを使用することで解決できる場合があります。
iMacを買取に出す前に、完全にデータを消去することで、プライバシーとセキュリティを守ることができます。正しい手順に従って初期化を行い、安心して次のステップに進みましょう。


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