Tera TermでのSSH転送設定方法と接続できない問題の解決法

ネットワーク技術

Windows 11のクライアントからRedhat 8.10のサーバにSSH転送を使用して接続する際、Tera Termを使用している場合に発生する接続問題について解説します。SSH転送を使った接続設定はやや複雑で、いくつかの設定ミスが原因で接続できないことがあります。この記事では、SSH転送の設定方法と、接続問題を解決するための手順について説明します。

SSH転送の基本設定

SSH転送を利用することで、クライアントマシンからサーバに接続し、さらに別のサーバへアクセスすることができます。Tera TermでSSH転送を設定するための基本的な手順は以下の通りです。

  • Tera Termを開き、サーバにSSH接続します。
  • 接続後、メニューバーから「設定」>「SSH転送」を選択します。
  • 転送設定で、ローカルポート(例えば、12345)、リモートホスト(例えば、192.x.x.x)、およびポート(3389)を指定します。

この設定により、クライアントのローカルポート(12345)を通じて、リモートサーバ(192.x.x.x)のRDPポート(3389)にアクセスできるようになります。

接続できない原因と確認すべきこと

設定が完了しても、RDPクライアントで127.0.0.1:12345に接続できない場合、いくつかの原因が考えられます。

  • netstatコマンドを使用してローカルポートが開いていない場合:Tera TermでSSH転送が正しく設定されていない可能性があります。設定画面で転送設定が正しく行われているか再確認し、転送が有効になっていることを確認しましょう。
  • Windowsファイアウォールやセキュリティソフトが原因:Windowsのファイアウォールやウイルス対策ソフトウェアがSSH転送をブロックしている場合があります。これらを一時的に無効化して、再度接続を試みてください。

これらをチェックし、問題が解決しない場合、Tera Termを管理者権限で実行してみてください。これにより、必要な権限でSSH転送が行えるようになります。

SSH転送を行うためのトラブルシューティング

SSH転送を正しく設定しても、接続問題が発生することがあります。以下は、問題解決のための追加のトラブルシューティング手順です。

  • SSHサーバ側の設定(Redhat 8.10)でポート転送が有効になっているか確認します。/etc/ssh/sshd_configファイル内で「AllowTcpForwarding yes」が設定されているかを確認してください。
  • リモートサーバが適切にRDP接続を受け入れていることを確認します。RDPサーバが動作していること、そして指定したIPとポートが開いていることを確認してください。
  • ネットワークのトラブルを避けるため、ネットワーク接続が安定しているか、また他の端末からも接続が可能かをテストします。

これらのステップを踏むことで、接続問題が解決できる可能性があります。

まとめ:Tera TermでのSSH転送設定を成功させるために

Windows 11とRedhat 8.10を使用したTera TermでのSSH転送設定は、慎重に行うことで確実に接続が可能です。設定後に接続できない場合、ネットワーク設定やセキュリティソフト、SSHサーバの設定を再確認することが重要です。

また、SSH転送の設定を行う際には、Tera Termの設定画面でポート番号やリモートホストの情報が正しいことを確認し、必要に応じてトラブルシューティングを実施することで、スムーズに接続できるようになるでしょう。

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