Illustratorで複雑な線を選択して色を変更する方法とコツ

Illustrator

Illustratorを使っていると、複雑な線や形の一部だけを選んで色を変更したい場面があります。特に、交差した線部分や一部のエリアだけを色替えしたい場合、いくつかの方法で効率的に行うことができます。このガイドでは、そんな操作方法をわかりやすく紹介します。

複雑な線を選択するための基本的な方法

Illustratorで複雑な形の一部を選択して色を変えるためには、まずその線を正確に選択する必要があります。最も基本的な方法は「選択ツール」を使って、目的の線をクリックすることです。ただし、交差部分や重なった部分など、他の線と区別がつきにくい場合、もっと高度な方法を使うことになります。

1. ダイレクト選択ツールを使う

ダイレクト選択ツール(白矢印ツール)は、Illustratorで特定のアンカーポイントやパスを選択するのに非常に有効です。複雑な形状や交差する部分であっても、細かくアンカーポイントを選んで色を変更することができます。ダイレクト選択ツールを使うことで、必要な部分だけを選んで、すぐに色を変更できるため効率的です。

2. レイヤーを分けて選択する

レイヤー分けを行うことで、異なる部分を個別に編集することができます。例えば、花の花びら部分と葉っぱの部分を別々のレイヤーに分けておけば、特定のレイヤーを選択して色を変えることができます。レイヤーパネルで新しいレイヤーを作成し、パスやオブジェクトを適切なレイヤーに配置することで、管理がしやすくなります。

3. クリッピングマスクを使用する

クリッピングマスクを使うと、特定の形状の範囲内で色を変更することができます。これを使うことで、色を変更したい部分だけをマスクして、それ以外の部分には影響を与えないようにできます。クリッピングマスクを作成するには、まず変更したい範囲を選択し、その後マスクしたいオブジェクトを上に重ねて選択します。そして「オブジェクト」→「クリッピングマスク」→「作成」でマスクが適用されます。

4. 「はさみツール」で分ける方法

「はさみツール」を使用して線を分ける方法もあります。これにより、交差した部分や繋がっている部分を切り離し、それぞれに色を付けることが可能になります。はさみツールを使うと、交差点や特定の点を分割し、それぞれを個別に選んで編集することができるため、非常に便利です。

まとめ

Illustratorでは、複雑な線を選択して色を変更するためにいくつかの方法があります。ダイレクト選択ツール、レイヤー分け、クリッピングマスク、はさみツールなどを組み合わせて使用することで、効率的に目的の部分を編集することができます。操作に慣れてくると、これらの方法を駆使して、さらに高度なデザインも簡単に作成できるようになるでしょう。

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