Windowsが通常起動しない場合、セーフモードで起動して修復作業を試みるのは一般的な解決策です。しかし、セーフモードでは「Windows Update」や「このPCをリセット」などの操作ができない場合もあります。今回はそのようなトラブルに対する他の手段を紹介します。
1. システムの復元を試す
「セーフモード」や「自動修復」がうまくいかない場合、まず最初に試したいのが「システムの復元」です。システムの復元は、過去の復元ポイントを利用して、パソコンの状態を以前に戻す方法です。
システムの復元を試す方法は、セーフモードでも可能です。
手順としては、「スタート」メニューから「回復」を検索し、「システムの復元」オプションを選んで、復元ポイントを選択して実行します。
2. コマンドプロンプトを使用した修復
次に試したいのは、コマンドプロンプトを使った修復作業です。セーフモードでもコマンドプロンプトは利用でき、さまざまな修復コマンドを実行できます。
以下のコマンドを順に入力し、Enterキーを押して実行してみてください。
- 「sfc /scannow」 – システムファイルのスキャンと修復
- 「chkdsk /f /r」 – ディスクのエラーチェックと修復
- 「bootrec /fixmbr」 – マスターブートレコードの修復
3. 回復ドライブまたはインストールメディアを利用する
回復ドライブやインストールメディアがあれば、そこからブートして、さらに高度な修復オプションを試すことができます。
回復メニューにアクセスする方法は、パソコンの電源を入れた後、すぐにF8キーやF11キー（機種によって異なります）を押して、回復オプションに進むことです。
4. ハードウェアの問題を確認する
ソフトウェアの問題だけでなく、ハードウェアに問題がある場合もWindowsが正常に起動しない原因となります。特にHDDやSSD、メモリの不具合が原因となることがあります。
ハードウェア診断ツールを使用して、ハードディスクやメモリにエラーがないか確認しましょう。メーカーのサイトから診断ツールをダウンロードできる場合もあります。
まとめ
Windowsがセーフモードでも起動しない場合や修復作業ができない場合でも、システムの復元やコマンドプロンプトを使った修復、回復ドライブやインストールメディアを使う方法など、さまざまな手段で修復できる可能性があります。これらの方法を試し、もし問題が解決しない場合は、ハードウェアの不具合を疑い、診断ツールで確認することをお勧めします。
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