Excelを使用している際、同一PCの別ユーザーで共有されることがある場合があります。これには、Excelの履歴から情報が共有されることも関係しています。今回は、そのような共有を防ぐための方法について解説します。
1. Excelの履歴共有について
Excelには、作業履歴を記録する機能があります。この機能により、同じPCを利用している別ユーザーでも、その履歴が共有されることがあります。具体的には、ファイルの保存先や編集内容が自動的に記録され、次に開いたユーザーがその履歴を参照できることがあります。
履歴が共有されると、意図しない情報の漏洩や混乱が生じることがありますので、これを防ぐためには適切な設定を行うことが必要です。
2. Excelの共有設定を解除する方法
Excelでの共有設定を解除することで、履歴やファイルの共有を防ぐことができます。手順は次の通りです。
- Excelを開き、「ファイル」メニューから「オプション」を選択します。
- 「詳細設定」をクリックし、「保存」セクションまでスクロールします。
- 「ブックの保存」オプションで、「ファイルを保存する前に履歴を保持しない」を選択します。
これにより、Excelの履歴を保存しない設定にすることができ、他のユーザーと履歴が共有されるのを防ぐことができます。
3. クラウド保存の設定確認
ExcelファイルがOneDriveやSharePointなどのクラウドに保存されている場合、異なるユーザーがそのファイルを開くことができるため、共有される可能性があります。クラウド保存を使用している場合は、ファイルの共有設定を確認し、他のユーザーとファイルが共有されていないか確認してください。
クラウドでの共有設定は、ファイルを右クリックし、「共有」オプションを選択することで確認できます。ここで「リンクを取得」や「他のユーザーと共有」などが選択されていないかチェックしましょう。
4. ローカルでの保存とアクセス制限
ローカル保存を利用することで、ファイルが他のユーザーと共有されることを防げます。また、PC上でのアクセス制限を設定することで、他のユーザーがファイルを開けないようにすることができます。ファイルを特定のユーザーだけがアクセスできるようにするために、ファイルにパスワードをかけることも一つの方法です。
パスワード保護を設定するには、「ファイル」メニューの「情報」セクションから「パスワードで保護」を選択します。
まとめ
Excelでの履歴共有や情報共有を防ぐためには、設定を変更することが重要です。履歴を無効にしたり、クラウド保存やファイルの共有設定を確認したりすることで、他のユーザーと情報が共有されるのを防ぐことができます。これらの設定を行うことで、プライバシーを守り、安心して作業を行うことができます。
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