Amazon Linux 2でGCC 9.x.xをインストールする方法

Unix系

Amazon Linux 2環境でGCCのバージョンを9.x.xにアップグレードしたい場合、いくつかの方法があります。この記事では、GCC 7.3.1からGCC 9.x.xへバージョンアップするための手順を解説します。

1. GCCのバージョン確認

まずは、現在インストールされているGCCのバージョンを確認しましょう。ターミナルを開き、次のコマンドを実行します。

gcc --version

これにより、現在インストールされているGCCのバージョンが表示されます。質問者の環境では、GCC 7.3.1がインストールされているとのことです。

2. Amazon Linux 2にGCC 9.x.xをインストールする方法

GCCのバージョン9.x.xをインストールするには、まずリポジトリを最新の状態に更新し、必要なパッケージをインストールします。以下の手順で進めます。

まず、Amazon Linux 2のパッケージリストを更新します。

sudo yum update -y

次に、GCC 9.x.xをインストールするために、`gcc9`というパッケージをインストールします。

sudo yum install gcc9 -y

インストールが完了したら、再度GCCのバージョンを確認してみましょう。

gcc --version

これで、GCC 9.x.xがインストールされていることが確認できるはずです。

3. GCC 9.x.xをデフォルトに設定する

インストールしたGCC 9.x.xをデフォルトで使用するためには、alternativesコマンドを使って、デフォルトのGCCを変更します。以下のコマンドで、GCCのバージョンを切り替えます。

sudo alternatives --config gcc

このコマンドを実行すると、インストールされているGCCのバージョンがリスト表示されるので、番号を選択してデフォルトに設定します。

4. 依存関係の確認と注意点

GCCのバージョンを変更した後、システムやアプリケーションに影響を与える場合があります。特に、ソフトウェアのビルドやコンパイルを行う際に、新しいGCCに依存する場合があるため、ビルドツールやライブラリがGCC 9.x.xに対応しているか確認しておくことが大切です。

また、もし特定のアプリケーションでGCC 9.x.xを使わず、古いバージョンを使用する必要がある場合は、バージョンを切り替えて利用する方法も検討しましょう。

まとめ

Amazon Linux 2環境でGCCを7.3.1から9.x.xにアップグレードするのは、`yum`を使ったインストールと`alternatives`コマンドでの切り替えで簡単に実現できます。ただし、システム全体に影響を及ぼす可能性があるため、インストール前に依存関係を確認してから進めることをお勧めします。

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