Excelで作業工数を管理する際、作業名と工数を入力したら、開始時間や終了時間が自動的に計算されるようにする方法をご紹介します。休憩時間の反映も考慮した設定で、効率的な工数管理が可能になります。
Excelで工数管理を自動化するための基本設定
Excelを使って工数管理を行う際、作業名と工数を入力したら、開始時間と終了時間を自動で表示させるためには、いくつかの基本的な設定が必要です。まずは、作業工数を入力したら自動的に時間が計算されるように数式を設定します。
以下の手順で、開始時間と終了時間を自動的に計算する方法を説明します。
ステップ1: 開始時間を設定する
まず、開始時間を入力するセルに、作業が開始する時間を設定します。例えば、「6:00」と入力します。
次に、作業工数を入力するセルに作業にかかる時間(例: 30分)を入力します。工数が入力されると、次に説明する終了時間が自動で計算されます。
ステップ2: 終了時間の計算式を設定する
終了時間は、開始時間に作業工数を足すことで計算できます。例えば、A1セルに開始時間(例: 6:00)、B1セルに作業工数(例: 30分)を入力した場合、C1セルに終了時間を表示させるための数式を入力します。
終了時間のセル(C1)には、次のような数式を入力します:
=A1 + TIME(0, B1, 0)
これにより、開始時間に作業工数(分)を足した終了時間が自動で表示されます。
ステップ3: 休憩時間を考慮する
もし休憩時間を工数に含めたい場合、休憩時間を別のセルに入力し、終了時間にその時間を加算します。例えば、D1セルに休憩時間(例: 10分)を入力した場合、終了時間の計算式は次のように変更します。
新しい数式は以下の通りです:
=A1 + TIME(0, B1 + D1, 0)
この数式では、作業工数に加えて休憩時間も考慮され、正確な終了時間が計算されます。
まとめ: 自動化された工数管理で効率的な作業スケジュールを作成
以上の手順を実行することで、Excelを使った工数管理がより効率的になり、手動で計算する手間を省けます。作業名、工数、休憩時間などを入力すれば、開始時間と終了時間が自動で計算されるため、スケジュール管理がスムーズに行えます。
この方法を応用すれば、さらに複雑なスケジュールや作業内容にも対応できます。Excelを使って、効率的な工数管理を行いましょう。


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