Windows 10でネットワーク上のフォルダを自動バックアップする方法

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Windows 10には「ファイルの履歴」機能があり、指定したフォルダの自動バックアップを行うことができます。しかし、ネットワーク上のサーバーフォルダのバックアップを設定しようとした際に、思うように設定できないことがあります。この記事では、ネットワークドライブやサーバー上のフォルダをWindows 10の「ファイルの履歴」で自動バックアップする方法について解説します。

Windows 10の「ファイルの履歴」とは

「ファイルの履歴」は、指定したフォルダのファイルの変更履歴を自動的に保存し、以前のバージョンに戻せる機能です。通常、外部ドライブやネットワークドライブをバックアップ先として指定できますが、ネットワーク上のサーバーフォルダのバックアップ設定に問題が生じることがあります。

この機能は、手動でバックアップを取ることなく、定期的にファイルのコピーを保存する便利な方法です。ただし、ネットワークドライブに保存する場合は、いくつかの設定や注意点があります。

ネットワークドライブのバックアップ設定方法

「ファイルの履歴」機能を使ってネットワーク上のフォルダをバックアップするためには、まずネットワークドライブを「ファイルの履歴」のバックアップ先として設定する必要があります。以下の手順で設定します。

  1. 「設定」を開き、「更新とセキュリティ」を選択します。
  2. 「バックアップ」セクションで「ファイルの履歴を使用する」を選択します。
  3. 「ドライブを追加」をクリックし、ネットワークドライブ(NASなど)を選択します。
  4. 設定後、指定したネットワークフォルダがバックアップ先として設定されます。

ネットワークドライブが追加されても、設定が反映されない場合は、ネットワーク設定やアクセス権限を確認してください。

ネットワークフォルダのアクセス権限を確認する

ネットワーク上のサーバーフォルダにアクセスするためには、適切なアクセス権限が必要です。バックアップ先に指定するネットワークフォルダに対して、十分な権限がないと、ファイルの履歴のバックアップが正常に機能しないことがあります。

ネットワークドライブのアクセス権限を設定するためには、共有設定を見直し、必要なユーザーにフルアクセスまたは読み書きアクセスを付与することが重要です。これにより、「ファイルの履歴」がネットワーク上のフォルダにアクセスできるようになります。

代替案:クラウドストレージを使用する

もし、ネットワーク上のサーバーにバックアップができない場合、クラウドストレージサービスを使用することも一つの手段です。例えば、OneDriveやGoogle Drive、Dropboxなどのクラウドサービスをバックアップ先として利用することで、ネットワーク上のフォルダと同様に、ファイルの履歴を保持することができます。

これらのクラウドサービスを活用すると、インターネット経由でどこからでもデータにアクセスできるようになり、バックアップも簡単に管理できます。

まとめ

Windows 10の「ファイルの履歴」を使ってネットワーク上のフォルダをバックアップするためには、ネットワークドライブの設定とアクセス権限の確認が重要です。もし設定に問題がある場合は、アクセス権限を見直したり、クラウドストレージを代替案として使用することを検討してみてください。これにより、PCの重要なデータを安全に保管し、万が一のデータ損失にも備えることができます。

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