OBSでの2カメ撮影ガイド：6時間の定点映像撮影方法とPCの選び方

OBSでの長時間撮影、特に6時間を超える定点映像の撮影は、多くの人にとって挑戦的な課題です。特に、使用するカメラやPCのスペックによっては、スムーズに撮影を続けることが難しい場合もあります。この記事では、OBSを使用して2カメでの4K撮影を成功させるためのポイントを詳しく解説します。

1. 2カメ撮影での準備

2台のカメラを使った定点撮影には、まずカメラの設定をしっかり行うことが大切です。特に4Kでの撮影を想定した場合、カメラとPCの接続方法やOBSの設定を調整する必要があります。

ご提案されたFX3やα7S3は、4K撮影に対応しており、OBSでのライブ映像取り込みにも適しています。これらのカメラは、HDMI出力を使ってPCに接続する形になります。撮影前に、必要なケーブル（例えば、HDMI to USBキャプチャカード）を準備しておきましょう。

カメラの設定も重要です。特に長時間の撮影を予定している場合、オーバーヒートを避けるために、冷却対策や電源供給を準備しておくことが必要です。また、露出やホワイトバランスも事前に調整しておくと、撮影中に問題を避けられます。

PCの性能が撮影の質に大きな影響を与えます。MacBook Pro M4 2TBは高性能ですが、6時間の定点撮影をスムーズに行うためには、いくつかのポイントを確認しておくことが大切です。

OBSの設定は、カメラからの映像をスムーズに録画するために最適化する必要があります。特に、4Kでの撮影を行う場合、PCの処理能力に負担がかかるため、エンコード設定や録画設定を見直すことが推奨されます。エンコーダーとして「ハードウェアエンコード」を使用することで、PCの負担を減らすことができます。

6時間の映像を録画するためには、十分なストレージ容量が必要です。MacBook Pro M4 2TBは容量的には問題ありませんが、録画ファイルが非常に大きくなることを考慮し、録画前にストレージの空き容量を確認しておきましょう。

6時間という長時間の撮影は、通常の撮影と比べて注意が必要です。以下の点に留意しましょう。

長時間録画する際は、録画形式を選ぶことが重要です。OBSでは「FLV」形式が推奨されます。これは、録画中に予期せぬエラーが発生してもファイルが破損しにくいからです。

録画中に映像の品質を保つためには、解像度やビットレートを適切に設定する必要があります。高画質を維持するためには、適切なビットレート（例えば、4Kの場合は12Mbps以上）を選ぶことをお勧めします。

2カメ撮影を行う場合、OBSでの設定を工夫することで、映像の切り替えや録画をスムーズに行うことができます。

OBSではシーンを作成し、その中でカメラをソースとして追加することができます。2カメの場合、2つのカメラをそれぞれ異なるシーンに設定し、簡単に切り替えられるようにします。

撮影中にカメラを切り替えるために、ショートカットキーを活用するのも有効です。OBSの「設定」→「ホットキー」で、シーン切り替えのショートカットを設定しましょう。

OBSを使った2カメでの長時間撮影は、適切な設定と準備を行うことで、十分に成功させることができます。カメラの設定、PCの性能、OBSの設定をしっかりと確認し、安定した録画環境を整えましょう。これで、6時間にわたる定点撮影も安心して行えるようになります。