Power Automate for Desktopを使用して、Webページの最下部に表示されるページ番号を取得し、計算を行う方法について解説します。特に、ページ番号を取得し、その値から計算を行いたい場合に役立つ手順を紹介します。
Webページの最終ページ番号を取得する方法
Webページに表示されているページ番号(例:「1234…14 15」)をPower Automateで取得するには、まずページ番号が含まれている要素を特定する必要があります。この場合、最終ページ番号を取得するには、ページの最後にある番号をターゲットにする必要があります。
Power Automate for Desktopでこれを実現するには、「Webページからテキストを取得」アクションを使用して、ページ番号が表示されている要素からテキストを抽出します。抽出したテキストが「15」などの数字であれば、その値を変数に格納します。
変数に格納した値を計算する方法
取得したページ番号を元に計算を行いたい場合、次のようにします。
- 取得したページ番号を整数に変換します。Power Automate for Desktopでは、
変数に設定アクションを使って数値変換を行います。 - 「ページ番号 – 8」の計算を行います。数値に対して演算を行う際は、変数を直接数値に変換した後に計算を適用します。
具体的には、ページ番号を変数「ページ番号」として格納した後、次のように設定します。
- 変数「ページ番号」を整数に変換します。
- 次に「ページ番号 – 8」を別の変数に格納します。
「演算子-をテキスト値に適用できません」のエラー対処法
「演算子-をテキスト値に適用できません」というエラーが表示される場合、原因はテキスト型の変数に対して数値演算を試みていることです。これを解決するには、まずテキストを数値に変換する必要があります。
Power Automateで数値変換を行うには、変数に設定アクションを使用して、文字列を整数に変換する必要があります。例えば、以下のように設定します。
- 「ページ番号」変数の値を「整数」に変換します。
- 次に、計算「ページ番号 – 8」を行います。
Power Automateでのデバッグ方法
もし計算が期待通りに動作しない場合、以下の手順でデバッグを行ってください。
- 変数の値を確認するために「メッセージボックス」アクションを使用して、変数に格納された値を表示します。
- 「変数の設定」を再確認し、適切な型(数値)に変換されていることを確認します。
- 計算式に問題がないか再確認し、演算が数値型で行われていることを確認します。
まとめ
Power Automate for Desktopを使用してWebページの最終ページ番号を取得し、その値を使って計算を行う方法を紹介しました。エラーが発生した場合には、変数の型を確認し、数値変換を行うことで問題を解決できます。これらの手順を実行することで、ページ番号を動的に取得し、さまざまな自動化タスクに活用することができます。


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