ビジネスをしていると、通帳に振り込まれた金額から売上金額を算出したい場面がよくあります。特に、システム手数料が売上に対して一定割合で引かれる場合、その計算を効率的に行う方法を知っておくことは非常に便利です。この記事では、Excelを使って通帳に振り込まれた金額から売上金額を求める計算式について解説します。
通帳に振り込まれた金額から売上金額を計算する方法
通帳に振り込まれた金額は、売上金額からシステム手数料を引いた額です。システム手数料は、売上金額に1.65%をかけた値に消費税(10%)を加えた金額です。
まず、通帳に振り込まれた金額を「振込金額」とし、この値から元の売上金額とシステム手数料を計算する方法を紹介します。
エクセルでの計算式
この計算をエクセルで行うためには、セルに以下の式を入力します。仮に、セルA1に振込金額を入力した場合、次のように計算します。
売上金額 = A1 / (1 - 1.65% * 1.1)
この計算式の詳細は以下の通りです。
- 1.65% * 1.1 は、システム手数料(1.65%)に消費税(10%)を加えたものです。
- (1 – 1.65% * 1.1) は、手数料を引いた残りの部分を意味します。つまり、振込金額は手数料を引いた後の金額だから、売上金額を求めるためには、振込金額を手数料を引いた後の割合で割る必要があります。
この式を使うことで、通帳に振り込まれた金額から元の売上金額を求めることができます。
システム手数料を計算する方法
次に、システム手数料を計算する方法を紹介します。システム手数料は売上金額に1.65%をかけ、その後消費税(10%)を加算した額です。
例えば、セルA2に売上金額が計算できたら、システム手数料を計算するために以下の式を使用します。
システム手数料 = A2 * 1.65% * 1.1
この式を使うことで、システム手数料を簡単に求めることができます。
計算例:振込金額が50,000円の場合
実際に計算してみましょう。例えば、振込金額が50,000円だった場合、エクセルに次のように入力します。
- セルA1:50,000
- 売上金額:セルA2に「=A1 / (1 – 1.65% * 1.1)」と入力
- システム手数料:セルA3に「=A2 * 1.65% * 1.1」
すると、売上金額とシステム手数料が自動的に計算されます。
まとめ
Excelを使えば、通帳に振り込まれた金額から売上金額とシステム手数料を簡単に計算することができます。システム手数料の計算式や振込金額から売上金額を算出する方法を覚えておくことで、日々の業務が効率的に進められるようになります。
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