Javaで配列を使って整数の入力と、その整数を文字列形式で表示する方法を学んでみましょう。また、入力した整数の平均も計算して表示するコードの書き方についても解説します。
1. プログラムの目的
このプログラムでは、ユーザーから整数の個数を入力してもらい、次にその個数分だけ整数を入力してもらいます。その後、入力した整数を「入力した整数は〇〇です」と表示し、さらにその平均を「平均は〇〇です」と表示します。
2. 必要なコードの流れ
まず、以下のステップを実行するコードを作成する必要があります。
- ユーザーから整数の個数を入力
- その個数分、整数を入力
- 入力した整数を表示
- 整数の平均を計算して表示
3. コード例
以下に、Javaで実装するためのコード例を示します。
import java.util.Scanner;
public class Main {
public static void main(String[] args) {
Scanner scanner = new Scanner(System.in);
// ① 整数の個数を入力
System.out.print("整数の個数を入力してください: ");
int n = scanner.nextInt();
// 配列を宣言
int[] numbers = new int[n];
// ② 入力個数分整数を入力
for (int i = 0; i < n; i++) {
System.out.print((i + 1) + "番目の整数を入力してください: ");
numbers[i] = scanner.nextInt();
}
// ③ 入力した整数を表示
System.out.println("入力した整数は:");
for (int i = 0; i < n; i++) {
System.out.println(numbers[i]);
}
// ④ 平均を計算して表示
int sum = 0;
for (int i = 0; i < n; i++) {
sum += numbers[i];
}
double average = (double) sum / n;
System.out.println("平均は: " + average);
}
}
このコードでは、最初に整数の個数を入力し、その後その個数分の整数を配列に格納しています。次に、配列内の整数を順番に表示し、その後、平均を計算して表示します。
4. プログラムの実行例
このプログラムを実行すると、次のような入力と出力が得られます。
整数の個数を入力してください: 3
1番目の整数を入力してください: 5
2番目の整数を入力してください: 10
3番目の整数を入力してください: 15
入力した整数は:
5
10
15
平均は: 10.0
上記のように、入力した整数とその平均が表示されます。
5. まとめ
Javaで配列を使ってユーザーから入力された整数を表示し、その平均を計算して表示する方法について解説しました。配列とループ処理を組み合わせて、効率的に整数の入力と計算を行うことができます。
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