RhinoのSubDモデリングにおいて、対称ラインが赤く太く表示される現象や、「点を挿入」機能が使用できない問題は、特にWindowsとMac間でファイルを交換した際に発生することがあります。これらの問題の原因と対策について詳しく解説します。
赤い太い対称ラインの表示の原因
SubDモデリングで対称ラインが赤く太く表示されるのは、Rhinoのバージョン8.6以降で報告されているバグによるものです。このバグは、対称ラインが原点からの距離に応じて太く表示される現象で、特にZ軸方向に離れた位置で顕著に見られます。開発チームはこの問題を認識しており、修正が進められています。
「点を挿入」機能が使用できない原因
「点を挿入」機能が使用できないのは、SubDオブジェクトが反転状態(Reflect)になっている場合に発生することがあります。特に、WindowsとMac間でファイルを交換した際に、反転状態が正しく引き継がれないことが原因と考えられます。この状態では、SubDオブジェクトの編集が制限されることがあります。
対策と回避方法
これらの問題を回避するための対策は以下の通りです。
- 対称ラインの表示について:対称ラインの太さを調整するオプションがRhino 8.6以降で追加される予定です。最新のアップデートを確認し、適用することで改善される可能性があります。
- 「点を挿入」機能の使用について:SubDオブジェクトが反転状態になっている場合、反転を解除することで「点を挿入」機能が使用可能になります。反転状態を確認し、必要に応じて解除してください。
- ファイルの互換性について:WindowsとMac間でのファイル交換時には、SubDオブジェクトの状態が正しく引き継がれないことがあります。ファイルを保存する際に、SubDオブジェクトの状態を確認し、必要に応じて修正してください。
まとめ
RhinoのSubDモデリングにおける赤い太い対称ラインの表示や「点を挿入」機能が使用できない問題は、バージョン8.6以降でのバグや、WindowsとMac間でのファイル互換性の問題が原因と考えられます。これらの問題に対処するためには、最新のアップデートを適用し、SubDオブジェクトの状態を確認・修正することが重要です。
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