ASUS EX-B760M-V5 D4マザーボードを使用している場合、MBR(Master Boot Record)形式のSSDがブートできるかどうかについて疑問を持っている方が多いです。特に、BIOS設定が一部グレーアウトされている状況では、どのように設定を変更すべきか分からないこともあります。この記事では、ASUS EX-B760M-V5 D4マザーボードでMBR形式のSSDをブートするための設定方法を解説します。
MBR形式とGPT形式の違いとは?
MBR(Master Boot Record)とGPT(GUID Partition Table)は、ディスクのパーティション方式の異なる形式です。MBRは古い形式であり、2TB以下のディスクに適用されることが多く、最大4つのプライマリパーティションしか作成できません。GPTは最新の形式で、2TB以上のディスクに対応しており、より多くのパーティションをサポートしています。
ASUS EX-B760M-V5 D4マザーボードでは、GPT形式がデフォルトで推奨されている場合があり、MBR形式のディスクがブートできないように設定されていることがあります。このため、MBR形式のSSDをブートする際には、BIOS設定でいくつかの変更が必要です。
BIOS設定を確認する方法
ASUS EX-B760M-V5 D4マザーボードでMBR形式のSSDをブートするには、BIOS設定の「ブートモード」を変更する必要があります。通常、UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)モードが有効になっている場合、GPT形式のディスクを優先して使用しますが、MBR形式のSSDを使用するためには、CSM(Compatibility Support Module)を有効にする必要があります。
以下の手順で設定を確認し、変更することができます。
- PCを再起動し、BIOS設定に入ります(通常は起動時に「Delete」キーを押します)。
- 「Boot」タブに移動し、「Boot Mode」を確認します。
- UEFIモードが選択されている場合、CSM(Compatibility Support Module)を「Enabled」に変更します。
- 「Save & Exit」を選択して、変更を保存しBIOSを終了します。
MBR形式のSSDがブートできるようになる理由
CSMを有効にすることで、PCはUEFIモードではなくレガシーブートモード(BIOSベース)を使用して、MBR形式のディスクをブートできるようになります。この設定により、MBR形式のSSDを問題なく使用できるようになります。
ただし、この設定を変更した後は、インストールされているOSがMBR形式のSSDに対応しているか確認してください。例えば、Windowsがインストールされている場合、インストール中に「MBR形式でインストール」を選択する必要があります。
まとめ
ASUS EX-B760M-V5 D4マザーボードでMBR形式のSSDをブートするためには、BIOS設定で「CSM」を有効にし、レガシーブートモードを選択する必要があります。これにより、MBR形式のSSDが正しく認識され、ブートできるようになります。設定変更後、OSのインストールや既存のインストールが正常に動作するかを確認してください。
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