ワードで宛先が違う同じ文面の文書が複数ページある場合、それを1ページずつ個別のファイルに分割する方法について説明します。複数ページの文書を自動的に分割する方法や、手動でページごとに保存する方法を紹介します。これらの方法を使えば、効率的に10個のファイルに分けることができます。
1. ワードのページ単位でファイルを分ける方法
ワードでは、ページ単位で文書を分割して保存する方法があります。これを行うためには、各ページを新しい文書として保存する必要があります。以下の手順で実行できます。
- 手動でページを分けて保存:1ページ目をコピーして新しいワード文書に貼り付け、名前をつけて保存します。同様に、2ページ目以降もそれぞれコピー&ペーストして新しい文書に保存します。
- セクションごとに分ける:もし文書がセクションで区切られている場合、セクションごとに分けて保存することもできます。セクション区切りを使って文書を分割し、各セクションを別々に保存する方法です。
2. バッチ処理を使用して分割する方法
ワードには標準で1ページごとに自動的に分割して保存するバッチ処理の機能はありませんが、VBA(Visual Basic for Applications)を利用してスクリプトを組み、ページごとにファイルを分けることが可能です。以下の手順を参考にしてください。
- VBAを使用した自動化:ワードのVBAエディターを開き、ページごとに文書を保存するスクリプトを作成します。これにより、一度の操作で複数ページを分けて保存することができます。
3. 他のツールを使ってワード文書を分割する方法
ワードの外部ツールやオンラインサービスを利用して、文書をページ単位で分割することもできます。これらのツールは、簡単に複数のページを個別のファイルとして保存する機能を提供しています。例えば。
- PDFとして保存後、PDF分割ツールを使用:ワード文書を一旦PDF形式で保存し、その後PDF分割ツールを使ってページごとに分割する方法です。
- オンラインツール:「ILovePDF」や「Smallpdf」などのオンラインサービスを使用すれば、ワード文書をページごとに分割できます。
4. まとめ
ワード文書を1ページずつ分割する方法には、手動でページをコピーして保存する方法から、VBAを使用して自動的に分割する方法、外部ツールを活用する方法までさまざまな選択肢があります。自分の状況に合った方法を選んで、効率的に文書を分割しましょう。


コメント