VMware Workstationで作成した仮想マシン上に統合版マインクラフトサーバを立て、外部に公開するための設定方法と注意点について解説します。特にポート開放やネットワーク設定に関する具体的な手順を詳しく説明します。
1. 仮想マシンのネットワーク設定確認
まず、仮想マシンがインターネットにアクセスできるようにネットワーク設定を確認しましょう。VMware Workstationでは、ネットワークアダプタの設定に「ブリッジ接続」を選択することで、ゲストOSがホストOSと同じネットワーク内に接続されるようになります。
ブリッジ接続を選択した場合、ゲストOSは実際の物理ネットワークに接続され、ホストOSと同じIPアドレス範囲で動作することができます。この設定を行った後、仮想マシンのIPアドレスを確認し、そのIPにポートフォワーディング設定を行います。
2. ポート開放とポートフォワーディング設定
次に、ポート開放の設定を行います。特に、統合版マインクラフトサーバでは、標準でUDP 19132ポートを使用するため、このポートを開放する必要があります。ルーターの管理画面にアクセスし、ポートフォワーディングの設定を行い、仮想マシンのIPアドレスに向けてポート19132を開放します。
さらに、仮想マシン内のUbuntuにおいても、UFW(Uncomplicated Firewall)を使用してポート19132を開放する必要があります。以下のコマンドでUFWを設定します。
sudo ufw allow 19132/udp
3. グローバルIPの設定
JCOMなどのISPから提供されるグローバルIPに対して、ポート19132が正しく開放されているか確認します。ISPに依頼してグローバルIPの割り当てを受けている場合、そのIPアドレスを使用して外部からサーバにアクセスできるはずです。ポート確認サイトでグローバルIPをチェックして、19132ポートが開放されているか確認します。
なお、グローバルIPに向けてアクセスできない場合、ルーターの設定が適切に行われていない可能性があるため、再度ルーターの設定を確認しましょう。
4. サーバ設定後の動作確認
設定が完了したら、外部からのアクセスを確認するために、友人や他の外部から接続してみましょう。LAN内でサーバにアクセスできることは確認できていますが、外部からアクセスできない場合、ポート開放の設定がうまくいっていないか、ISP側で制限がかかっている可能性もあります。
外部からの接続をテストする際は、ポート確認ツールや他のPCから実際に接続を試み、接続が成功するかどうかをチェックします。
5. まとめ
VMware Workstation上で仮想マシンを使用してマインクラフトサーバを外部に公開するためには、適切なネットワーク設定、ポート開放、UFWの設定などが必要です。これらを順番に設定し、外部からのアクセスができることを確認することで、マインクラフトサーバを公開することができます。


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