Excelで時間差を計算する際、特に開始時刻と終了時刻の間の経過時間を「HH:MM:SS」形式で表示する方法について解説します。例えば、開始日時が「2025.10.14 09:23:37」、終了日時が「2025.10.15 18:25:49」の場合、その時間差をどのように計算し、Excelのセルに正しく表示するかをご紹介します。
Excelでの時間差計算の基本
Excelでは、時間や日付を計算する際に「時刻」と「日付」の両方を扱うことができます。通常、Excelは日付と時刻をシリアル値(数値)として管理しており、この数値を引き算することで経過時間を求めることができます。
今回は、「2025.10.14 09:23:37」と「2025.10.15 18:25:49」の時間差を求めるために、次のような方法で計算を行います。
時間差を計算するための式
まず、Excelで開始日時と終了日時をそれぞれセルに入力します。
- セルA1に「2025.10.14 09:23:37」(開始日時)
- セルB1に「2025.10.15 18:25:49」(終了日時)
次に、経過時間を計算するために、以下の式をセルC1に入力します。
=B1-A1
これにより、時間差が「1日9時間2分12秒」として表示されます。
HH:MM:SS形式で表示する方法
Excelでは、計算結果を「HH:MM:SS」形式で表示するために、セルの書式設定を変更する必要があります。以下の手順で設定します。
- セルC1を右クリックして「セルの書式設定」を選択。
- 「表示形式」タブで、「カスタム」を選択。
- 「種類」に「[h]:mm:ss」と入力して「OK」をクリック。
これで、経過時間が「33:02:12」のように表示されるようになります。
秒単位で表示する方法
もし経過時間を秒単位で表示したい場合、以下の式を使用できます。
=INT((B1-A1)*86400)
この式では、時間差を秒に変換し、その結果を表示します。86400は1日の秒数(24時間×60分×60秒)です。
この方法で、秒単位の時間差が計算できます。
まとめ
Excelで時間差を計算し、「HH:MM:SS」形式や秒単位で表示する方法について解説しました。開始日時と終了日時のセルを設定し、計算式を入力するだけで、簡単に経過時間を求めることができます。特に「[h]:mm:ss」形式に設定することで、1日以上の経過時間も正しく表示できるため、長時間の計算が必要な場合に便利です。


コメント