バックエンドエンジニアとしての経験を積んでいるあなたが、インフラ技術に関してどのように学習を進めるべきか、そしてプライベートでどの技術を学べばよいかについて解説します。AWSやLPIC3の勉強をしようと考えているものの、インフラ技術に対するアプローチが分からない、という悩みを解決します。
インフラ技術を学ぶ理由とその重要性
バックエンドエンジニアとしてのスキルに加えて、インフラの知識を深めることは非常に有益です。システムの設計や運用に関わる領域が広がり、より高いスキルを発揮できるようになります。特に、クラウド技術やCI/CDの理解は、現代のバックエンドエンジニアにとって必要不可欠なスキルです。
そのため、AWSやLPIC3の勉強を始めることは良いアプローチですが、どこから手をつけるべきか、さらに実践的にどの分野に焦点を合わせるべきかを知っておくことが重要です。
プライベートで学習する場合のアプローチ方法
インフラの知識をプライベートで学習する場合、まずは「ハンズオン」で実践的に技術を身につけることをお勧めします。AWSやGCPなどのクラウドサービスの無料枠を使って、実際にサーバーやデータベースを立ち上げたり、ネットワーク構成を試したりすることができます。
プライベート学習では、単に勉強するだけでなく、実際のプロジェクトを構築することで、知識を深め、技術を手に入れることができます。例えば、自分自身のWebアプリケーションをクラウド上にデプロイしてみる、インフラの設計を行うなどが効果的です。
具体的に学ぶべき分野とツール
インフラ領域を学ぶ際には、以下の技術やツールに焦点を当てると良いでしょう。
- AWSやGCP、Azureなどのクラウドサービス:クラウド基盤を学び、サーバーの運用やスケーラビリティ、セキュリティについて理解を深める。
- DockerとKubernetes:コンテナ技術とオーケストレーションツールを使いこなすことで、モダンなインフラ運用を体験。
- CI/CDの構築:JenkinsやGitLab CIなどのツールを使って、ソフトウェアの自動テスト・デプロイの仕組みを学ぶ。
- Linuxの基本操作:インフラの多くはLinuxで動作するため、基本的なコマンド操作やシェルスクリプトの知識は不可欠です。
技術の「切り売り」から脱却するための学習方法
プライベートで学ぶ際、単に個別の技術を学ぶだけではなく、学んだ技術を使って一貫したシステムを設計・運用するという視点が大切です。例えば、フルスタック開発のプロジェクトを通じて、バックエンドとインフラ両方の知識を統合することができます。
また、インフラに関して深く学んでいくと、技術的な「切り売り」ではなく、プロジェクト全体の設計や運用の考え方、パフォーマンスや可用性、スケーラビリティなどを意識した学習が必要になります。この視点を持つことで、技術の幅が広がり、キャリアの中でも重宝されるスキルセットが身につきます。
まとめ
バックエンドエンジニアとしてインフラ技術を学ぶことは、システム全体を俯瞰できる視点を持つために非常に重要です。プライベートで学習する場合は、実際のプロジェクトを構築し、AWSやDocker、CI/CDなどの技術に手を加えることが効果的です。学習を進める中で、技術的な「切り売り」ではなく、システム全体の設計と運用に焦点を当てることで、より深い理解と価値のあるスキルを得ることができます。

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