Windows 10 から 11 にアップデート後、OneDrive のファイル復元が進まない、または画面上に復元中の表示が残り、時間が経過しても完了しない問題が発生することがあります。今回はこの問題に対する原因と解決方法を解説します。
1. OneDrive のファイル復元とは?
OneDrive のファイル復元は、特にアップデート後に同期されていないファイルを自動的に復元するプロセスです。復元中の状態で「13400/13423」といった進行状況の表示が出ている場合、何らかの原因で同期が一時的に停止している可能性があります。
OneDrive の同期が長時間停止する理由としては、インターネット接続の不安定さや、Windowsの設定による影響などが考えられます。
2. 進行状況が止まった場合の対処法
まず、進行状況が止まっている場合は、以下の方法を試してみてください。
- OneDrive の再起動: タスクバーの右下にある OneDrive のアイコンを右クリックし、「終了」を選択して、再度 OneDrive を開き直します。
- インターネット接続の確認: 同期処理には安定したインターネット接続が必要です。ネットワーク環境を確認し、必要であれば再接続を試みましょう。
- ストレージの確認: OneDrive の同期フォルダに十分な空き容量があることを確認します。ディスクの空き容量不足も同期を妨げる原因となることがあります。
3. 「OneDrive のアイコンが表示されない」問題の解決方法
OneDrive のアイコンが消えている場合、まず OneDrive アプリケーションがバックグラウンドで正常に動作しているかを確認します。タスクマネージャーを開き、「OneDrive.exe」プロセスが実行中か確認してください。
もしプロセスが停止している場合、OneDrive アプリケーションを再インストールすることが有効です。再インストール後、サインインして同期を再開してください。
4. 表示ボックスを閉じた場合の影響
「ファイル復元中」の表示ボックスを✖️で閉じた場合、復元プロセスは停止しますが、OneDrive のバックグラウンド処理は続く可能性があります。完全に終了させるには、OneDrive アプリケーション自体を終了する必要があります。
復元中にボックスを閉じる前に、現在の進行状況を確認し、再開したい場合は OneDrive を再起動することで同期処理を再開できます。
まとめ
Windows 11 へのアップデート後、OneDrive のファイル復元が遅延したり進まない場合は、OneDrive の再起動、インターネット接続の確認、ストレージの確認などが有効な対策です。問題が解決しない場合は、OneDrive の再インストールやシステムの再起動を試みることが推奨されます。
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