Photoshopで大判サイズデザインをCMYKで書き出す方法|JPEGの原寸サイズで納品する手順

Photoshop

Photoshopで大きなサイズのデザインをJPEG形式で納品する際に必要な設定を解説します。特に「原寸サイズ」「CMYK」「解像度72dpi」といった要件に対応する方法について、初心者にもわかりやすく手順を説明します。

原寸サイズとは何か?

「原寸サイズ」とは、実際の印刷物やディスプレイで使用する予定のサイズそのものを指します。つまり、デザインのサイズが印刷物やディスプレイの実際の大きさと一致するように設定することが求められます。

たとえば、幅3.0m、高さ4.0mの大きなポスターをデザインする場合、そのサイズでデザインを作成する必要があります。実際のサイズで作成することで、印刷時のズレや解像度の問題を避けることができます。

画像サイズがpx表示になる問題とその解決法

画像をPhotoshopで書き出すとき、サイズが「px」(ピクセル)表示されることがありますが、これはデジタルの単位です。物理的な寸法(例えば、3.0m×4.0m)の画像を作成する場合、このピクセル数を正確に設定する必要があります。

この問題を解決するためには、まず「画像解像度」を設定し、実際のサイズ(cmやmm)に合わせたピクセル数を計算します。解像度72dpiの場合、例えば3.0m×4.0mを72dpiで作成するには、幅を3000px、高さを4000pxに設定する必要があります。

解像度72dpiで大きなデザインを納品する設定方法

解像度72dpiの設定は、主にウェブやディスプレイでの使用を意図した低解像度の設定ですが、大きなサイズでもこの設定を用いることができます。

Photoshopで「新規ファイル」を作成する際に、幅3.0m(3000mm)、高さ4.0m(4000mm)を設定し、解像度を72dpiに設定します。これで、出力サイズが正確に原寸で表示され、JPEG形式で書き出すことができます。

CMYKカラーの設定方法

印刷用デザインの場合、RGBではなくCMYKカラーで作成することが求められます。Photoshopでは、カラー設定を「CMYKカラー」に変更することができます。

新規ファイル作成時に「カラー設定」で「CMYKカラー」を選択します。この設定により、印刷物の色味が正確に再現され、納品後の色調整の手間を減らすことができます。

JPEG形式での書き出し方法

作成したデザインをJPEG形式で書き出す場合、Photoshopの「書き出し」オプションを使用します。保存時にファイル形式を「JPEG」に設定し、品質を高めに設定します。

特に大きなサイズのデザインの場合、JPEG形式での保存時に圧縮率を調整することが重要です。圧縮しすぎると画質が劣化するため、適切な品質設定(高品質または最大品質)を選ぶことをお勧めします。

まとめ

Photoshopで大きなデザインを納品する際には、原寸サイズ、CMYKカラー、解像度72dpiの設定をしっかりと行うことが重要です。実際の印刷物やディスプレイに合わせたデザインを作成することで、納品後の問題を避けることができます。JPEGで書き出す際は、適切な品質設定を選ぶことで、画質を保ちながらファイルサイズを調整できます。

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