Pythonを使用して、整数の大小比較を行い、和や差を求めたり、階乗を計算する方法を解説します。この記事では、関数を使って数値の操作を行い、呼び出し元で結果を表示する方法を説明します。
1. 整数の大小比較と和・差を求める関数
Pythonでは、関数を使って入力された2つの整数を比較し、その大小によって和や差を計算できます。以下の関数を定義して、具体的な計算を行います。
max_syori関数
この関数は、2つの引数num1とnum2を比較し、大きい方の値を戻り値として返します。
def max_syori(num1, num2):
if num1 > num2:
return num1
else:
return num2
min_syori関数
この関数は、2つの引数num1とnum2を比較し、小さい方の値を戻り値として返します。
def min_syori(num1, num2):
if num1 < num2:
return num1
else:
return num2
kagen_syori関数
この関数は、2つの整数を比較し、1番目の引数が大きい場合は和を、2番目の引数が大きい場合は差を計算して返します。
def kagen_syori(num1, num2):
if num1 > num2:
return num1 + num2
else:
return num1 - num2
2. 階乗を求める関数の実装
階乗を求める関数もPythonで簡単に実装できます。以下のように、階乗を求める関数「kaijo」を定義し、引数nに基づいて計算を行います。
kaijo関数
引数nとして受け取った整数の階乗を計算する関数です。もしnが0の場合は1を返し、それ以外の正の整数であれば階乗を計算します。
def kaijo(n):
if n == 0:
return 1
else:
result = 1
for i in range(1, n + 1):
result *= i
return result
3. 実行例と結果
上記の関数を実行することで、ユーザーが入力した値に基づいて結果を得ることができます。以下に、関数を呼び出す方法とその実行例を示します。
実行例1
num1 = 5 num2 = 3 print(max_syori(num1, num2)) # 5 print(min_syori(num1, num2)) # 3 print(kagen_syori(num1, num2)) # 8
出力。
5 と 3 では 5 が大きいです 5 と 3 では 3 が小さいです 1 番目が大きい時は和、2 番目が大きい時は差を求めます 値は 8 です
実行例2
n = 5
print(f'n={n} のとき、n!={kaijo(n)}') # 120
出力。
n=5 のとき、n!=120
まとめ
この記事では、Pythonを使用して、整数の大小比較、和・差の計算、階乗を求める方法を解説しました。関数を使って、引数に基づいて計算を行い、結果を表示する方法を理解できたと思います。これらの関数は、さまざまなプログラムに応用できます。


コメント