『やさしいC++』と『やさしいC』の違いとは?C言語からC++への学び方

C言語関連

プログラミングを学ぶ際に、『やさしいC』と『やさしいC++』という2つの書籍があることに気づくことがありますが、これらは内容が異なります。特にC言語を学んでいるときにC++を学ぶためにどちらを選べばよいか迷うこともあるでしょう。この記事では、両者の違いを詳しく説明し、どの書籍が自分に合っているかを考えます。

1. 『やさしいC』と『やさしいC++』の基本的な違い

『やさしいC』は、C言語の基礎から始めて、プログラムを書くための基本的な文法や構造を学べる本です。Cは手続き型プログラミングに基づいており、プログラムを順番に実行することに焦点を当てています。一方、『やさしいC++』は、C言語に加え、オブジェクト指向プログラミングの概念を学べる本で、クラスやオブジェクトなどのC++特有の特徴に焦点を当てています。

C言語はプログラミングの基礎をしっかりと学ぶのに最適であり、C++はその上に築かれたより複雑なプログラムを書くための技術を学べます。『やさしいC』では、Cの文法を中心に学び、シンプルなプログラムを作成していきますが、C++ではその先にある多くの機能を学ぶことになります。

2. どちらを選ぶべきか?

もしプログラミング初心者であれば、まずは『やさしいC』を選ぶのが良いでしょう。C言語を学んだ後に、C++を学ぶことでより理解が深まります。特に、C++のオブジェクト指向の考え方を理解するためには、C言語の基本的な構文や動作をしっかりと理解していることが前提となります。

一方で、C++にすぐに取り組みたい、もしくはすでにC言語の基本を理解している場合は、『やさしいC++』から学ぶのも良い選択です。C++はCを拡張した言語であるため、C言語を学んだ経験があればC++を学ぶハードルは低くなります。

3. C++を学ぶ際の注意点

C++を学ぶ際には、C言語と異なる部分がいくつかあります。例えば、C++ではオブジェクト指向の概念を学び、クラスや継承、ポリモーフィズムといった高度な機能を使用することができます。これらはC言語ではほとんど使用しないため、C++の学習において最初は混乱するかもしれません。

したがって、C++を学ぶ前にC言語の基本をしっかりと理解し、構造化プログラミングの考え方を身につけることが大切です。C++を使いこなすためには、C言語の知識が土台となり、より強力で複雑なプログラムが書けるようになります。

4. まとめ

『やさしいC』と『やさしいC++』は、両者とも初心者向けの良書ですが、それぞれ学ぶべき内容が異なります。プログラミング初心者であれば、まずはC言語を学び、その後C++に進むのが良いでしょう。C++に進むことで、より高機能で効率的なプログラムが書けるようになります。

どちらの書籍も非常に分かりやすく、基礎をしっかりと学ぶことができます。自分の学習状況や目的に応じて、最適な書籍を選び、プログラミングのスキルを着実に上達させましょう。

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