Excelで特定の番号に対応する名前を抽出する方法

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Excelを使って、特定の番号に対応する名前を他のセルから抽出する方法は、データ処理やリスト管理の際に非常に役立ちます。たとえば、セルに入力された番号を基に、別の列にある名前を検索して表示する操作は、VLOOKUP関数を使うことで簡単に実現できます。本記事では、ExcelのVLOOKUP関数を使用して、番号に対応する名前を抽出する方法を解説します。

VLOOKUP関数とは

VLOOKUP関数は、指定した範囲から特定の値を検索し、対応する値を返すExcelの便利な関数です。特に、複数のデータが縦に並んでいる場合に、検索値に一致するデータを見つけ、その隣の列からデータを取り出すことができます。

VLOOKUP関数の基本的な構文は次の通りです。

=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)

質問のケースにVLOOKUP関数を使う

質問のケースでは、セルE2に入力された番号をH列(番号)から検索し、I列(名前)に対応する名前を抽出したいとのことです。これを実現するためには、VLOOKUP関数を使用して、検索値(E2)をH列から検索し、I列の名前を返すように設定します。

具体的なVLOOKUP関数の式は以下のようになります。

=VLOOKUP(E2, H2:I16, 2, FALSE)

この式では、E2に入力された番号をH2:H16の範囲で検索し、対応する名前をI2:I16の範囲から返します。2番目の引数「2」は、I列が2番目の列であることを示しており、FALSEは完全一致を指定しています。

実例での使い方

例えば、H列に社員番号が、I列に社員名が入力されている場合、E2に入力された社員番号に対応する社員名を表示させることができます。次のようなデータがあるとしましょう。

番号 名前
101 田中
102 佐藤
103 鈴木

この場合、E2に「102」を入力すると、VLOOKUP関数は「佐藤」を返します。

VLOOKUP関数を使う際の注意点

VLOOKUP関数を使用する際には、いくつかの注意点があります。まず、検索範囲の最初の列(この場合H列)には検索したい値が含まれている必要があります。さらに、VLOOKUPは範囲内で左から右へ検索するため、検索対象の番号列(H列)は、名前列(I列)の前に配置する必要があります。

また、VLOOKUP関数は完全一致をデフォルトで検索するため、番号が正確に入力されていないと、名前が返されないことがあります。この場合、入力ミスや空白がないか確認することが重要です。

まとめ

Excelで特定の番号に対応する名前を抽出するには、VLOOKUP関数が非常に有効です。E2に入力された番号をH列から検索し、対応する名前をI列から抽出する方法について解説しました。VLOOKUP関数を使うことで、大量のデータから必要な情報を効率よく取得できるようになります。

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