Excelでグラフを作成した際、YouTubeなどでよく見る右上の「プラス」アイコンが表示されないことがあります。このアイコンは、グラフの編集や拡張機能を表示させるために便利ですが、なぜか表示されないことがあるのはなぜでしょうか?この記事では、その原因と解決方法について解説します。
Excelグラフで「プラス」アイコンが表示されない原因
Excelでグラフを選択した際に表示される「プラス」アイコン(グラフの要素を追加するアイコン)は、特定の条件下で表示されます。表示されない場合、設定やバージョンの違い、または表示オプションの設定が関係していることがあります。
主な原因としては、以下の点が考えられます。
- Excelのバージョンの違い:古いバージョンのExcelを使用している場合、新しいバージョンにある機能や表示がサポートされていないことがあります。
- グラフの種類:特定のグラフタイプでは「プラス」アイコンが表示されないことがあります。たとえば、シンプルな棒グラフや折れ線グラフでは通常表示されますが、一部の複雑なグラフでは異なる動作をすることがあります。
- グラフの選択状態:グラフを選択する際に、グラフのエリア全体ではなく一部を選択している場合、「プラス」アイコンが表示されないことがあります。
Excelの「プラス」アイコンを表示させるための設定方法
Excelでグラフを選択した際に「プラス」アイコンを表示させるためには、いくつかの設定を確認する必要があります。以下の手順で確認してみてください。
- グラフを選択する:まず、対象となるグラフをクリックして選択します。
- グラフツールを表示:グラフを選択すると、Excelのリボンに「グラフツール」タブが表示されます。ここで、「デザイン」や「書式」などのオプションが表示されます。
- 「プラス」アイコンを有効にする:グラフを選択した状態で、リボン上の「グラフツール」タブの「デザイン」セクションにある「グラフ要素の追加」ボタンをクリックします。ここで、グラフの要素(軸ラベル、凡例、データラベルなど)を追加できます。このオプションを使うことで、右上に「プラス」アイコンが表示されるようになります。
Excelバージョンの確認とアップデート
もし上記の方法で「プラス」アイコンが表示されない場合、使用しているExcelのバージョンが古い可能性があります。新しいバージョンでは、グラフの操作性や表示機能が向上しています。
以下の手順でExcelのバージョンを確認し、最新のアップデートを適用してみましょう。
- Excelのバージョン確認:「ファイル」>「アカウント」>「製品情報」から、Excelのバージョン情報を確認します。
- アップデートの確認:「更新オプション」から「今すぐ更新」を選択して、Excelを最新バージョンにアップデートします。
グラフの種類による表示の違い
Excelでは、グラフの種類によって「プラス」アイコンの表示方法が異なることがあります。例えば、次のようなグラフでは表示されない場合があります。
- 3Dグラフや複雑なチャート:これらのグラフでは「プラス」アイコンが表示されないことがあります。単純な2Dのグラフを使用することで、アイコンが表示されやすくなります。
- 複数のグラフが統合されたグラフ:複数のデータセットが統合された複雑なグラフでも、「プラス」アイコンが表示されないことがあります。
まとめ:Excelでグラフに「プラス」アイコンを表示する方法
Excelでグラフを作成した際、右上に「プラス」アイコンが表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。まずは、グラフを選択し、グラフツールの設定を確認することが重要です。また、Excelのバージョンが古い場合はアップデートを行い、グラフの種類を適切に選択することで、表示されるようになることがあります。
これらの方法を試すことで、Excelでグラフの編集機能を活用し、より効果的にデータを視覚化することができます。


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